潜在的なCOPDがあり肺炎で入院してきた患者さんの看護計画
- 公開日: 2026/3/21
潜在的なCOPDがあり肺炎で入院してきた患者さんの看護計画
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は慢性的な気道の炎症と気流制限が生じている病態であり、病態の進行に伴い低酸素状態が続くことで患者さんはその状態に適応していくことがあります。今回は潜在的にCOPDがある状態で、肺炎で入院してきた患者さんの看護計画を立案しました。
CO2ナルコーシスにつながる危険なケース[うまくいかなかったCASE]のケアの流れの解説
労作時のサチュレーションの低下は危険信号[うまくいかなかったcase]
観察計画 O-P 患者さんの全身状態を把握する。バイタルサインや呼吸様式に加えて胸部X線を確認し、肺炎の程度を確認する。日中の活動状況と労作時の呼吸状態なども細かく観察する。
援助計画 T-P 呼吸リハビリを実施するとともに、離床を検討する。医師の指示に基づいて、薬剤、酸素を投与する。
教育計画 E-P 呼吸リハビリや体位ドレナージ、離床の必要性を説明する。疑問や不安があれば、いつでも話してほしいと伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
COPDや肺炎で呼吸機能が低下している
看護目標
呼吸状態に合わせた酸素療法を行い、日常生活を安定して送れるようになる
観察計画 O-P
呼吸状態(SpO2、回数、様式、胸郭運動など)
喀痰の性状、量
副雑音の有無、性状
労作時の呼吸困難の有無、程度
日中の活動状況
食事や水分摂取量
排泄状況(尿回数、便秘や下痢の有無など)
In-Outバランス
検査データ(WBC、CRP、PaO2、喀痰培養など)
画像データ(胸部X線、CTなど)
援助計画 T-P
適宜、離床を検討する
呼吸リハビリ(口すぼめ呼吸、腹式呼吸など)が自分で行えるように支援する
必要に応じて吸引の実施を検討する
医師の指示に基づく酸素投与や薬剤の使用
教育計画 E-P
呼吸リハビリ(口すぼめ呼吸、腹式呼吸など)の必要性を説明する
体位ドレナージや離床の必要性を説明する
何かわからないことがあればスタッフに伝えてもらうように説明する
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