1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 呼吸器科
  5. 呼吸器疾患
  6. 肺炎

肺炎

肺炎関連の記事の一覧です。

主に肺胞に発生する急性の炎症を指します。分類方法には、原因となる病原微生物の違いと感染した環境の違いによる2種類があります。病原微生物の違いにより、定型(細菌性)肺炎、非定型性肺炎、ウイルス性肺炎に分かれます。また、感染した環境によって市中肺炎(CAP)、院内肺炎(HAP)、医療・介護関連肺炎(NHCAP)に分かれます。さらに、人工呼吸器によって引き起こされたものを人工呼吸器関連肺炎(VAP)と言い、誤嚥によるものを誤嚥性肺炎と言います。院内肺炎と市中肺炎では起炎菌が違うため、初期治療に用いる抗菌薬も異なります。そのため原因菌の同定は極めて重要になります。すべての肺炎に、主な症状として咳そう、喀痰、胸痛、発熱がみられます。まれに、発熱の無い肺炎もみられるため症状だけでなく検査結果等もあわせて判断することが大切です。間質性肺炎は肺の繊維化によって起こるため、ここでいう肺炎とは区別されます。

【肺炎については、まずこの記事を読んでみよう】
* 【肺炎の看護】肺炎の病態・種類と観察項目

肺炎 記事カテゴリ

「肺炎」の記事一覧

15件/48件

終末期の患者さんへの看護計画|間質性肺炎の患者さん

間質性肺炎で終末期の患者さんに関する看護計画  間質性肺炎は異物の吸入や感染といった原因のあるものから原因が特定できないものなどさまざまな要因で、肺の間質が繊維化することでガス交換がうまくできなくなる疾患です。治療しても肺の繊維化が徐々に進行していく場合もあり、それに合わせ

2024/2/29

再確認しよう! 65歳以上の肺炎対策

2023年8月28日に肺炎に関するメディアセミナーが開催されました。日本人の死因の第5位を占める肺炎の死亡者は、約98%が65歳以上の高齢者が占めています。そこで、「人生100年時代、いま改めて65歳以上が注意しておきたい肺炎対策—Life-course immunizati

2024/2/9

点滴のルートを自己抜去してしまう患者さんに対する看護計画

肺炎で治療中に点滴のルートを自己抜去してしまう認知症の患者さんに対する看護計画  認知症は血管性、アルツハイマー型、レヴィー小体型、前頭側頭型などの原因があり、認知機能の低下や活動性の低下といった日常生活に支障をきたす症状が見られる疾患です。認知機能の低下から点滴のルートを

2024/1/27

喀痰が多い患者さんに対する看護計画|肺炎の患者さん

肺炎で喀痰が多い患者さんに対する看護計画  肺炎とは細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。若年者から入院や介護施設に入所している高齢者などさまざまな人に生じる可能性があり、発熱のほかに、咳嗽や喀痰が多くなります。  今回は肺炎によって喀痰が

2024/1/26

トイレ誘導に関する看護計画|誤嚥性肺炎治療中の認知症のある患者さん

誤嚥性肺炎の治療中にトイレ誘導を行う認知症がある患者さんに関する看護計画  認知症は認知機能の低下に加えて活動性の低下や嚥下機能低下といった日常生活に支障をきたす症状も見られる疾患で、血管性、アルツハイマー型、レヴィー小体型、前頭側頭型といった原因があります。今回は認知症の

2023/12/22

Miller&Jones分類(ミラージョーンズ分類)

Miller&Jones分類は何を判断するもの?  Miller&Jones分類とは、膿性痰と唾液混入の度合いを肉眼的に観察し、患者さんから採取した喀痰が検査に適しているか評価するためのスケールです。  喀痰検査には、細菌検査と細胞診検査の2つの種類があり、細菌検査は喀痰

2023/11/3

特発性間質性肺炎の重症度分類

特発性間質性肺炎の重症度分類は何を判断するもの?  特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonias:IIPs)の重症度分類は、IIPsの重症度を評価するためのスケールです。  間質性肺炎は、胸部の画像検査で両側びまん性陰影を認め、間

2023/9/7

Geckler分類

Geckler分類は何を判断するもの?  Geckler分類は、喀痰検査に用いるために採取した喀痰の質を評価するためのスケールの一つです。喀痰の質を評価するスケールはほかにもありますが、Geckler分類は顕微鏡で観察した1視野あたりに含まれる扁平上皮細胞と白血球(好中球)数に

2023/8/7

ガス交換が不十分な患者さんの看護計画

肺炎によるガス交換が不十分な患者さんの看護計画  細菌やウイルスなどの病原微生物が感染して肺に炎症が生じて肺炎になることで、肺でのガス交換が良好に行えなくなります。不十分なガス交換によって組織の酸素化が障害されるため看護計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P

2022/11/29

非効果的気道浄化に対する看護計画|肺炎患者さんの看護計画

肺炎による非効果的気道浄化に対する看護計画  肺炎とは細菌やウイルスなどの病原微生物が感染して肺に炎症を起こす疾患です。社会生活を営む若年者から入院や介護施設に入所している高齢者などさまざまな人に生じる可能性があるため看護計画を立案しました。  非効果的気道浄化は、気

2022/11/28

呼吸困難によるセルフケア不足に対する看護計画|間質性肺炎の患者さん

間質性肺炎による呼吸困難でセルフケア不足が生じている患者さんの看護計画  間質性肺炎はさまざまな原因から肺の間質が繊維化することでガス交換がうまくできなくなる疾患です。呼吸困難感が生じてセルフケアが行えなくなる可能性が考えられるため看護計画を立案しました。 POINT

2022/10/31

安楽障害に対する看護計画|肺炎で呼吸困難感がある患者さん

肺炎による呼吸困難感に伴う安楽障害に対する看護計画  肺炎による痰の貯留やガス交換障害が起こることで呼吸困難感が生じて、日常生活を送る際に安楽が障害される可能性があるため看護計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P 肺炎の症状や身体状況を確認する。呼吸状態や本

2022/9/30

間質性肺炎の看護|分類・観察項目・看護計画など

間質性肺炎とは  鼻腔や口腔から取り込まれた空気は気管・気管支を通って肺に運ばれ、肺胞に達します。肺胞はブドウの房のような形状で肺に無数に存在し、肺胞の表面を通じてガス交換が行われています。この肺胞同士が隣りあう壁の部分を間質と呼びます。  間質性肺炎とは、何らか

2020/8/3

セルフマネジメント能力向上へのアプローチ|慢性疾患看護の視点で考える 間質性肺炎患者・家族の支援

セルフマネジメント能力向上へのアプローチ 自己効力感理論でセルフマネジメントを実現  セルフマネジメントとは「疾病を抱えた人が指示された行動を守ること」で、セルフケアは「日常生活行動の全般」のことです。指示された行動を守るとは、即ち生活における行動を変える必要が生じま

2019/9/1

その人らしさを支える看護とは|慢性疾患看護の視点で考える 間質性肺炎患者・家族の支援

「その人らしさを支える看護」とは 求められる臨床看護の確立  みなさんは、次のような声を聞いたことはありませんか? 「Aさん、間質性肺炎があるけど手術は受けられるのかな?」「Bさんの抗がん薬治療が、間質性肺炎で中止になった」などです。  間質性肺炎は、もし見つか

2019/8/25