心不全が悪化して心原性ショックを起こしていた患者さんに関する看護計画
- 公開日: 2026/4/13
心不全が悪化して心原性ショックを起こしていた患者さんに関する看護計画
心不全とは何らかの要因によって心臓に異常が生じて心臓のポンプ機能が破綻した状態であり、さらなる状態の悪化によってショックへ進行する可能性があります。そのため、今回は心不全が悪化して心原性ショックを起こしている患者さんに関する看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 心不全の治療の状況と患者さんの全身状態を把握する。具体的には、呼吸状態、循環動態、使用している薬剤の効果、In-Outバランス(尿量や輸液の量など)、検査データ等を確認する。
援助計画 T-P 各種モニタリングを継続する。心原性ショックの診断基準には、血圧の低下、尿量の減少、意識障害、四肢冷感などがある1)ため、これらを継続的に確認する。医師の指示のもと、薬剤を使用する。
教育計画 E-P 患者さんには、つらい気持ちを我慢しなくてよいこと、不安があればいつでも話してほしいことを伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
ショックで全身状態が悪化している
看護目標
ショックを離脱して、状態が改善する
観察計画 O-P
原疾患の治療状況
呼吸状態
循環動態
循環作動薬の使用状況
心電図の変化
輸液の種類、投与量
尿量の推移
四肢の浮腫の状況
In-Outバランス、体重の推移
食事や飲水摂取状況
リハビリの状況
検査データ(BNP、トロポニン、CK-MB、TP、Alb、Crなど)
画像データ(胸部X線、心エコーなど)
援助計画 T-P
心電図の波形を継続的に観察する
医師の指示にもとづく輸液や循環作動薬を投与する
尿量の推移を確認する
適宜、血糖コントロールについて確認する
呼吸状態や循環動態に合わせた清潔ケアを検討する
心機能やADLに応じた療養環境を整える
教育計画 E-P
つらい気持ちは我慢せず伝えてもらうように説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する
状態に合わせて心不全と今後の生活について説明する
引用文献
1)日本循環器学会,他:心不全診療ガイドライン,2025年改訂版.p.101(2026年3月27日閲覧)https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2025/03/JCS2025_Kato.pdf.
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