1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 急変対応
  5. 急変の判断・評価・報告
  6. 【急変事例】子宮全摘出術後に頻脈・冷汗があった

【連載】急変対応マニュアル

【急変事例】子宮全摘出術後に頻脈・冷汗があった

  • 公開日: 2014/2/6

子宮全摘出術後に頻脈・冷汗があったケースを「急変対応の思考過程」に沿って、考えてみましょう。「急変対応の思考過程」の1「おかしさに気づく」は満たすものとして、2以降の流れで考えていきます。


事例 子宮全摘出術後に頻脈・冷汗があった

Bさん(女性・60歳・体重50kg)は、子宮全摘出術を行いました。

手術は終了し、全覚醒で病棟に帰室してきました。現在は術後2時間ほど経っていますが、Bさんは30分ほど前から朦朧としています。

血圧は110/80mmHg、脈は120回/分で、手足は冷たく、汗をかいています。

また、創部に出血や浸出液はみられません

2 なぜおかしいと感じるのか?

全覚醒で病室に戻ってきたのに、30分前から朦朧としているというのは、明らかに意識状態が変化していると考えられます。

また、脈が120回/分と頻脈で、手足が冷たく汗をかいていることについても、正常な状態ではないことがわかります。

3 何が起こったのか? どんな可能性があるか?

朦朧としているのは、意識状態の変化であり、その上、頻脈や末梢冷感、汗などから、何らかのショック状態であることが考えられます。

  1. ●術後であることから創部から出血し、出血性ショックが起こった
  2. ●心原性ショックが起こり、意識障害、末梢血管の収縮による冷感が出現した可能性がある
  3. ●術中・術後の水分出納バランスが崩れ、循環血液量が不足し、ショックが起こった(脱水/体液喪失)
>> 続きを読む

この記事を読んでいる人におすすめ

新着

意識障害がみられる患者さんへのアセスメントと対応

事例紹介 患者背景 Fさん、70歳代、男性 ・既往歴:高血圧、Ⅱ型糖尿病 ・内服薬:アムロジピンベシル酸塩錠、インスリン注射 現病歴 1週間前より糖尿病性ケトアシドーシスで入院し、点滴・内服治療を実施。症状軽快に伴い退院予定だったが、退院前日の朝に倦怠感および

2021/4/7