【がん治療の副作用】悪心・嘔吐はなぜ起こる?どう防ぐ?
- 公開日: 2015/2/17
悪心は主観的な感覚であるため、不快さの度合いや症状の現れ方には個人差があります。
出現リスクをアセスメントし、予防的な関わりを行っていくことが大切です。
悪心・嘔吐の要因を知る
悪心・嘔吐が出現した場合は、以下のような要因が考えられます。
- ●がん化学療法を行っている
- ●放射線治療を行っている
- ●催吐性リスクの高い抗がん剤を使用している
- ●がんの進行による消化管機能低下がある
- ●病期が進んでいる
- ●鎮痛薬や抗生物質、気管支拡張薬などを使用している
- ●不安感が強い
- ●つわりや乗り物酔いなどの強い吐き気の体験がある
がん化学療法の場合
出現の時期、持続時間、要因によって次の3つに分類され、抗がん剤の種類や投与量、組み合わせなどによって発現率が変化します。
- ●急性
- ●遅発性
- ●予期性
また、がん化学療法による悪心・嘔吐は、一般的に男性よりも「女性」、高齢者よりも「50歳未満の若年者」、「妊娠時のつわり体験のある人や乗り物酔いをしやすい人」に出現しやすい傾向があるといわれています。
放射線療法の場合
照射部位と範囲によって発現率が変化します。
放射線治療の催吐性リスクの分類
続いては、がん化学療法におけるアセスメントについて解説します。
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