第23回 在宅療養で補助として人工呼吸器を装着している患者さん
- 公開日: 2016/1/11
- 更新日: 2021/1/6
事例
[松子さんより提供された事例]
誤嚥により意識不明、心肺停止状態になり緊急搬送され、呼吸確保のため気管切開をし人工呼吸器を装着した患者さん。自発呼吸が出始めたため、人工呼吸器はあくまで補助として使用し、在宅療養となりました。そのような状態の患者さん宅への訪問時、急に閉塞アラームが鳴り始めました。
→こんなとき、あなたならどうする?
まずは、この状況をみなさんがどう考えたのかを紹介していきます。アンケートはナース専科コミュニティ会員のみなさんに実施。回答者数は142人。
山内先生の解説を先に読みたい方はこちら
■山内先生の解説
みんなの回答
Q1 この状況をどう考えたのか?
まずは、事例のような状態で、閉塞アラームがなったら、どのようなことが起きていると考えますか。可能性として、考えられると思うものをすべて挙げてもらいました。
●チューブの折れ曲がり等による閉塞、痰などの気道分泌物による閉塞。(いもさん)
●回路自体がねじれたり、何かが上にのり圧迫された可能性がある。また、痰がからみ、気管が閉塞されたいる可能性が考えられる。(CITYさん)
●痰が詰まっている、自発呼吸が無い、機械トラブル。(ヨッシーヨッシーさん)
●人工呼吸器の呼吸回路に問題がある、回路の閉塞、折れている、気管チューブに閉塞、折れている、病態の悪化、アラームの設定が低すぎる、痰が詰まっている場合。(かなさん)
●痰の貯留、異物による閉塞、チューブの異常。(モモさん)
●痰の貯留、患者回路の閉塞、ファイティングなど。(月子さん)
●痰詰まり、回路の屈折、回路に水が溜まっている。(まさこさん)
●痰の貯留、患者の努力呼吸、バッキング、ファイティング、回路が何かで閉塞、屈曲、人工呼吸器の設定が変更された、機械の故障。(デラックスさん)