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狭心症の種類・症状と診断と治療

  • 公開日: 2017/2/13

狭心症は心臓の表面を走る冠動脈の閉塞動脈硬化の進展による狭窄などによって起こります。病態の緊急性からは、安定狭心症と不安定狭心症に分かれます。症状の出現様式からは労作性狭心症と安静時狭心症に分けられ、安静時狭心症の主体は冠攣縮性狭心症です。


▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ
心不全の看護|原因、種類、診断、治療


狭心症の症状

 狭心症は動脈硬化によって心臓に栄養を運んでいる冠動脈に閉塞狭窄が起こるため、必要な酸素を送ることができなくなり、キニン、ヒスタミンなどの物質が放出され、それが下心臓神経を介して刺激となって痛みが出てきます。胸痛は前胸部に広く感じることが多く、時に放散痛といい、左肩から左上肢、首から喉頭部などに放散する痛みも感じます。なお、私たちの体は虚血が刺激となることでアデノシンを分泌し冠動脈を拡げることで痛みを軽くしようとします。繰り返しの労作で徐々に胸痛が軽くなることがありますがその理由と考えられています。

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