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【連載】見直そう! CKD・透析ケア

第11回 透析はどんな仕組みで何を除去しているの?—血液透析(HD)・腹膜透析(CAPD)・血液濾過透析(HDF)

  • 公開日: 2017/9/10

透析の種類と原理

 CKDが進行し、腎臓がほとんど働かなくなると、透析療法が必要となります。透析とは、身体にたまった余分な水分や、老廃物を取り除くという腎臓の働きを人工的に代行する治療法のことをいいます。
また、透析療法には血液透析と腹膜透析の2種類の方法があります。血液透析は機械に血液を通して濾過するもので、腹膜透析は自分のおなかの膜を濾過手段として使います。それぞれの治療法の仕組みについて説明します。

主に透析によって血液中の濃度・量を調整するもの
クレアチニン、水分、ナトリウム、カリウム、リン、尿酸、カルシウムなど

血液透析

 血液透析は、血液と透析液の間にある半透膜(水分とごく小さな物質のみを通過する膜)を介して、水分や物質の移動を行い、毒素を除去し不足する物を補充します。 その原理は「拡散」と「限外濾過」と呼ばれるものによります。

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