1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 透析・腎臓内科
  5. 透析
  6. 第11回 透析はどんな仕組みで何を除去しているの?—血液透析(HD)・腹膜透析(CAPD)・血液濾過透析(HDF)

【連載】見直そう! CKD・透析ケア

第11回 透析はどんな仕組みで何を除去しているの?—血液透析(HD)・腹膜透析(CAPD)・血液濾過透析(HDF)

  • 公開日: 2017/9/10

透析の種類と原理

 CKDが進行し、腎臓がほとんど働かなくなると、透析療法が必要となります。透析とは、身体にたまった余分な水分や、老廃物を取り除くという腎臓の働きを人工的に代行する治療法のことをいいます。
また、透析療法には血液透析と腹膜透析の2種類の方法があります。血液透析は機械に血液を通して濾過するもので、腹膜透析は自分のおなかの膜を濾過手段として使います。それぞれの治療法の仕組みについて説明します。

主に透析によって血液中の濃度・量を調整するもの
クレアチニン、水分、ナトリウム、カリウム、リン、尿酸、カルシウムなど

血液透析

 血液透析は、血液と透析液の間にある半透膜(水分とごく小さな物質のみを通過する膜)を介して、水分や物質の移動を行い、毒素を除去し不足する物を補充します。 その原理は「拡散」と「限外濾過」と呼ばれるものによります。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

患者さんの不安に関する看護計画|透析導入となった患者さん

NEW

糖尿病性腎症で透析導入となり今後の生活に不安を感じている患者さんに関する看護計画  糖尿病性腎症は、糖尿病により腎臓の糸球体が障害され、腎機能が徐々に低下していく疾患です。腎機能の低下が進行することで血液透析や腹膜透析が必要となり、透析の導入によって患者さんの生活が変化する

2025/12/30