【中心静脈カテーテル】消毒方法とドレッシング材の使い方・交換手順
- 公開日: 2015/11/26
- 更新日: 2021/1/6
中心静脈ルートにおける感染は、致死的な敗血症の原因となる場合もあり、ドレッシング材などの管理は大切です。ドレッシング材の交換とその手順について、正しい知識を学んでいきましょう。
Q 留置部位のドレッシング材交換は、定期的に行うべきですか?
※A NO
よく観察し、必要に応じて交換を
実施担当者、実施日、実施時刻を記録
定期的に交換する必要はなく、カテーテル留置部位のドレッシング材が湿った場合や緩んだ場合、目に見えて汚れた場合に交換します。
しかし、前記のような状態になっていなくても、成人においては個々の患者さんの状況に応じて、最低週に1回の頻度でドレッシング材を交換することがGuidelines for the Prevention of IntravascularCatheter-Related Infectionsの中では示されています。
定期交換を業務の一環としてとらえるとカテーテル管理が形骸化してしまい、観察がおろそかになる可能性があります。カテーテル留置部位を日々よく観察をし、交換時期を見極めることが大切です。
また、カテーテルの挿入と抜去ならびにドレッシング材の交換は、実施担当者、実施日、実施時刻を記録するなど、標準化した手順のもとで管理することがガイドラインにおいても推奨されています。
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