11月14日は「世界糖尿病デー」~各地でイベント開催も~
- 公開日: 2023/11/14
世界糖尿病デーとは
世界糖尿病デーとは、世界160カ国から10億人以上が参加する疾患啓発の日です。糖尿病の脅威に対応するために、IDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年に国連で行われた決議を経て、公式に認定されました。
インスリンを発見したバンティング博士の誕生日である11月14日を中心に、全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。日本においても、早期発見、早期治療が重要な糖尿病について、多くの人に知ってもらうためのさまざまな取り組みが行われます。
全国各地でイベント開催
世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにしたシンボルマーク「ブルーサークル」が用いられます。シンボルマークにちなみ、11月14日には世界各地でブルーのライトアップが実施され、日本においても、全国約250カ所でライトアップが予定されています。また、ライトアップのほかに、糖尿病への理解を促すための各種セミナーやシンポジウムなどが開催されます。
2023年開催イベント(一部抜粋)
ブルーライトアップ
全国各地の病院、官公庁舎、観光名所などで、建物を青く照らすブルーライトアップが実施されます。主催者の都合または天候などにより、予告なく変更または中止される場合があります。
https://www.wddj.jp/event/
【WEB開催】医療従事者向け「アドボカシーセミナー」(11月14日開催)
セミナータイトルは、「糖尿病ライフを充実させるために~偏見や誤解の払拭に向けて医療者ができること」。プログラムは、「言葉の見直し―その背景と展開」山田祐一郎(日本糖尿病協会 業務執行理事/関西電力病院 副院長)、「糖尿病スティグマについて―看護師の視点から―」稲垣美智子(日本糖尿病協会 業務執行理事/金沢大学 名誉教授)、「スティグマの理解とその低減方法」熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)が予定されています。
https://www.nittokyo.or.jp/modules/beginner/index.php?content_id=14#advocacy
「小児糖尿病バーチャルキャンプ」(11月26日開催)
「小児糖尿病バーチャルキャンプ」は、新型コロナウイルスの影響で、これまでのように宿泊型の小児糖尿病キャンプが実施できないなか、キャンプのつながりを持ち続けることができるようにとの願いを込めて作られたサイトです。11月26日(日)にはライブ配信が行われるほか、血糖値コントロールについて楽しみながら学べる「バーチャル山登り」、1型糖尿病について気軽に相談できる「トークルーム」など、さまざまなコンテンツが用意されています。
https://www.nittokyo.or.jp/modules/beginner/index.php?content_id=14#vc
市民公開講座「世界糖尿病デー2023 オンラインシンポジウム」(11月26日開催)
「糖尿病の今までとこれから」と題した講演が開催されるほか、清野裕(日本糖尿病協会 理事長/関西電力病院 総長)、津村和大(日本糖尿病協会 理事/川崎市立川崎病院 部長)、田中永昭 (枚方公済病院 内分泌代謝内科 部長)などによるディスカッションが行われます。
https://www.nittokyo.or.jp/modules/beginner/index.php?content_id=14#sympo