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肺炎球菌ワクチンの経過措置が終了 今後の定期接種は65歳の1年間のみに
必要な患者さんへは情報提供を 肺炎球菌は、肺炎を引き起こす病原菌で一番多く、肺炎球菌に感染し、予後が不良となると死亡や後遺症を残すことになります。肺炎に罹患することを予防するためにも、ワクチンの接種が推奨されています。 肺炎球菌ワクチンは65歳以上の高齢者の接種が
今日は世界希少・難治性疾患の日~希少・難治性疾患への理解を深めよう!
世界希少・難治性疾患の日とは 世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day:RDD)は、うるう年の「Rareな日」にあわせ、毎年2月最終日が定義日とされています。2008年にヨーロッパでスタートした社会啓発イベントで、日本でも2010年から全国で開催され、今年で
「ヘルシー・ソサエティ賞」とは? 第19回の受賞者が決定!
2004年に公益社団法人 日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソンによって創設された「ヘルシー・ソサエティ賞」は、「より明るい今日とより良い明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上」に貢献し、助けを必要とする方に救いの手が差し伸べら
経管栄養を行っている患者さんに関する看護計画|くも膜下出血により意識障害が生じている患者さん
くも膜下出血による意識障害で経管栄養を行なっている患者さんに関する看護計画 くも膜下出血は脳血管障害(脳卒中)の一つであり、主に動脈瘤が破裂して、軟膜とくも膜の間に出血が広がることで起こります。その結果、脳が障害され、意識障害が生じます。今回はくも膜下出血による意識障害で
倦怠感のある患者さんへの看護計画|肝臓がんによる腹水がある患者さん
肝臓がんによる腹水で倦怠感が生じている患者さんに関する看護計画 腹水とは、腹腔に体液が貯留している状態です。アルブミンの低下、炎症反応の上昇、門脈圧亢進などの原因によって生じます。肝臓がんの患者さんは、肝機能の低下によるアルブミン低下で腹水が貯留します。また、がんによる腎
終末期の患者さんへの看護計画|間質性肺炎の患者さん
間質性肺炎で終末期の患者さんに関する看護計画 間質性肺炎は異物の吸入や感染といった原因のあるものから原因が特定できないものなどさまざまな要因で、肺の間質が繊維化することでガス交換がうまくできなくなる疾患です。治療しても肺の繊維化が徐々に進行していく場合もあり、それに合わせ
退院支援に関する看護計画|脳梗塞により片麻痺がある患者さん
脳梗塞による片麻痺がある患者さんの退院支援に関する看護計画 脳梗塞は何らかの原因で、脳の血管が狭窄・閉塞し、虚血が起こって、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です。脳組織が壊死することで意識障害や運動障害、感覚障害などが起こり日常生活の再構築が必要になり、今まで
終末期の患者さんへの看護計画|心不全の終末期の患者さん
心不全で終末期の患者さんに関する看護計画 心不全とは心臓に何らかの異常が生じて心臓のポンプ機能が破綻した状態です。増悪や寛解を繰り返しながら心臓の機能は徐々にあるいは急速に低下していき、終末期を迎えます。今回は心不全で終末期の患者さんに関する看護計画を立案しました。
白内障手術で軽度認知障害患者の認知機能が改善か
高齢の軽度認知障害(MCI)患者は、白内障手術を受けると認知機能が改善する可能性のあることが、順天堂東京江東高齢者医療センター眼科の吉田悠人氏らの研究グループが実施した前向きコホート研究から明らかになった。一方で、認知症患者では白内障手術前後で認知機能テストのスコアに有意な
歯と口の健康は「オーラルフレイル」を知ることから
食事の能力は、歯と口の機能に関連するさまざまな要因に支えられており、「オーラルフレイル」(口の機能が衰えること)が注目されてきている。今回、5,000人以上の成人を対象に行われた研究により、高リスクの人ほど、オーラルフレイルについて知らないことが明らかとなった。また、オーラ
再確認しよう! 65歳以上の肺炎対策
2023年8月28日に肺炎に関するメディアセミナーが開催されました。日本人の死因の第5位を占める肺炎の死亡者は、約98%が65歳以上の高齢者が占めています。そこで、「人生100年時代、いま改めて65歳以上が注意しておきたい肺炎対策—Life-course immunizati
ポジショニングについてしっかりと学べる1冊
豊富な図で基礎から実践まで学べる 本書はセミナーや学会などで長年ポジショニングにかかわってきた田中マキ子先生が監修したポジショニングの基礎から実践まで必要な知識がまとめられている1冊です。改訂第2版となる今回は、スモールチェンジの効果など最新の知見も追加されています。
6歳まで持続する牛乳アレルギー、約半数は12歳までに耐性獲得
6歳の時点で牛乳アレルギー(cow's milk allergy;CMA)が持続していても、約半数の子どもは12歳になるまでに耐性を獲得するという調査結果を、国立病院機構相模原病院小児科の研究グループが「Pediatric Allergy and Immunology」に1
米国での乳がんによる死亡者数減少の要因は?
1975年から2019年の間に米国では乳がんによる死亡者数が58%も減少し、この減少には、医療技術の進歩と定期的な乳がん検診の導入が寄与した可能性のあることが、米スタンフォード大学助教のJennifer Caswell-Jin氏らによる研究で明らかにされた。この研究の詳細は
山田分類
山田分類は何を判断するもの? 山田分類とは、胃内腔に発生した隆起性病変の形態を分類するために用いられるスケールです。1965年に提唱された歴史があるスケールですが1)、胃内腔の隆起性病変の形態を表す指標として現在でも広く活用されています。 胃内腔にできる隆起性病変の多