記事一覧
15件/3884件

痩せている患者さんの皮下注射はどこにする?
Q. 痩せていて、皮膚をつまんで皮下注射を行おうとしてもつまんだ皮膚が薄くて危険に感じます。このようなとき、どうすればよいでしょうか。 A. 痩せている人でも大腿部の内側であれば比較的脂肪が残っていることがあります。 腹部以外であれば、大腿部内側も確認してみる 皮

「第45回透析技術認定士認定講習会および認定試験」のお知らせ
透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会・日本泌尿器科学会・日本人工臓器学会・日本移植学会・日本透析医学会)は、標記認定講習会および認定試験を下記の通り実施します。 認定講習会について 1.受講資格 次のいずれかの資格(免許)を有し、免許証の免許登録日から申請書類提出日

清拭に関する看護計画|ICUに入院中の患者さん
ICU入院中で人工呼吸器を装着している患者さんの清潔ケアに関する看護計画 術後、入院中の状態悪化、重症患者の緊急入院などさまざまな理由でICUに入院し人工呼吸器を装着している患者さんがいます。重症度が高いだけでなく人工呼吸器を装着していたり、輸液ポンプやシリンジポンプなど

褥瘡予防に関する看護計画|片麻痺のある患者さん
脳梗塞による片麻痺からベッド上で過ごす時間が増えてしまった患者さんの褥瘡予防に関する看護計画 脳梗塞は脳の血管が狭窄あるいは閉塞し、その先で虚血が生じて、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です。壊死した部位によってさまざまな症状が見られますが、今回は、麻痺によっ

昼夜逆転してしまった患者さんへの看護計画
認知症で昼夜逆転してしまった患者さんに対する看護計画 認知症には血管性、アルツハイマー型、レヴィー小体型などがあり、同じ認知症であっても原因、病状の進行度合いは異なります。認知機能の低下だけでなく日常生活に支障をきたす周辺症状も見られます。今回は認知症による昼夜逆転が生じ

人工股関節置換術の術後の患者さんへの看護計画
人工股関節置換術の術後の患者さんで退院支援に関する看護計画 体重増加や加齢、関節リウマチなどによって関節の変形や軟骨の摩耗が生じ痛みや歩行障害が起こりQOLに影響が出るため、場合によっては傷んだ関節を人工関節に置き換える治療が選択されます。今回は人工股関節置換術を受けた患

自力で入浴ができない患者さんへの看護計画|パーキンソン病の患者さん
自力で入浴ができないセルフケア不足のパーキンソン病の患者さんに関する看護計画 パーキンソン病は神経細胞の障害によって振戦、筋固縮、小刻み歩行など多彩な症状が見られる神経変性疾患です。今回は自力で入浴ができなくなりセルフケア不足になったパーキンソン病の患者さんに関する看護計

皮膚が脆弱で駆血帯が巻けない高齢者の駆血はどうする?
Q. 皮膚が脆弱で、駆血帯も巻けない高齢者への採血や静脈注射はどのようにすればよいでしょうか。 A. どうしても駆血帯が巻けない場合は、手で圧迫するとよいでしょう。この場合、看護師の片手がふさがります。安全に実施するためには、2人で実施しましょう。 皮膚を直接圧迫しな

40代以降を、健やかに乗り切るセルフケア【PR】
*【9月25日(月)迄】記事下部でプレゼントキャンペーン実施中! ぜひアンケートにお答えください* 知識や経験が蓄積され、患者さんや同僚から頼りにされることが多くなる40代。しかし積み上げてきたものが充実してくる一方で、この世代の女性は心身にさま

虫垂炎に対する抗菌薬治療の長期転帰は良好
虫垂炎(盲腸)患者の多くでは、虫垂切除術を実施する代わりに抗菌薬を投与しても、長期にわたって良好な経過をたどることが、スウェーデンで長期(19〜26年間)にわたり患者の転帰を追跡した研究で示された。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)グレート・オーモンド・ストリー

ワクチン接種者でCOVID-19が重症化しにくいのはなぜか
周知のように、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン(以下、新型コロナワクチン)を接種することで、感染リスクがなくなるわけではないが感染後の重症化リスクは低下する。しかし、それはなぜなのか。その理由の解明につながる研究結果を、米コロラド大学コロラド公衆衛生大

腸閉塞を起こした進行がん患者の症状改善には手術が有効
進行した腹腔内腫瘍、特に卵巣がんや大腸がんの患者に頻発する悪性腸閉塞(malignant bowel obstruction;MBO)に対しては、最善の治療法がいまだ明確になっていない。こうした中、MBO患者に対して手術による治療を行うことで、手術を行わない場合に比べて退院

第14回 静脈経腸栄養管理指導者協議会(リーダーズ)学術集会【参加登録者募集】【プログラム決定】
第14回 静脈経腸栄養管理指導者協議会学術集会|参加登録のお願い・プログラム決定のお知らせ 一般社団法人 静脈経腸栄養管理指導者協議会(リーダーズ)の第 14 回学術集会(会長:大阪府済生会茨木病院外科 木許健生 先生)のプログラムが決定いたしました。 また引き続き、参加

高齢患者さんへの穿刺時に皮下出血したら、どうする?
Q. 高齢者の患者さんで血管に針を刺したら、血液が漏れて腫れて皮下出血してしまいました。こういうときはどのように対処すればよいでしょうか。 A. 直ちに針を抜き、圧迫止血を行います。患者さんに自然に治癒することを伝えます。 止血後、内出血が起きている部位は保護する

高齢患者さんに輸液や採血をするとき、血管が逃げてしまう場合はどうする?
Q. 高齢者で、血管は浮き出ているが、刺すときに血管が逃げてしまい、逆血せず失敗してしまうことがあります。コツがあれば教えてください。 A. 穿刺部位を縦・横方向に伸展させると穿刺しやすくなります。 高齢者では、加齢により血管壁の弾力性が失われ、血管が硬くなりま