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Alvaradoスコア(MANTRELSスコア)

Alvaradoスコアは何を判断するもの?  Alvaradoスコアは、臨床症状と血液検査の結果をもとに、急性虫垂炎の疑いがあるか評価するためのスケールです。8つの評価項目〔Migration to the right lower quadrant(右下腹部への痛みの移動)、A

2023/8/5

週1回のインスリン注射が2型糖尿病治療を変える可能性

 週に1回投与する新しいインスリン製剤「icodec」の第3相臨床試験の結果が、「Journal of the American Medical Association(JAMA)」に6月24日掲載された。論文の筆頭著者である米テキサス大学サウスウェスタン医療センターのIld

2023/8/5

認知症患者さんの術後鎮痛の考え方や管理方法が知りたい!

Q 認知症患者さんは痛がってなさそうに見えますが、鎮痛薬は少なめで大丈夫ですか? A 認知症患者さんでは痛みを適切に伝えられていない可能性があります。基本的には術式に合わせた標準的な術後疼痛管理が必要です。  極論ですが、認知症の患者さんは痛がってなさそうと見るの

2023/8/3

体温調整の目的、方法(冷罨法・温罨法)、観察項目、注意点

患者さんが発熱したとき、悪寒を訴えているときなど、さまざまな場面で体温調整が必要になることがあります。ここでは、体温調節のしくみに触れながら、体温調整の目的やその方法などについて解説します。 体温調整の目的  体温をその人にとっての正常範囲に回復させ、それ

2023/8/1

Long COVIDは頭痛の有無でQOLが異なる

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)急性期以降にさまざまな症状が遷延している状態、いわゆる「long COVID」の病状を、頭痛に焦点を当てて詳細に検討した結果が報告された。頭痛を有する患者はオミクロン株流行以降に増加したこと、年齢が若いこと、生活の質(QOL)がよ

2023/8/1

拘縮のある患者さんの清潔ケアに関する看護計画|脳梗塞で片麻痺がある患者さん

脳梗塞による片麻痺で更衣が難しい患者さんに関する看護計画  脳梗塞は脳の血管が狭窄あるいは閉塞し、その先で虚血が生じて、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です。それによって運動障害や感覚症がなどさまざまな症状が出現します。今回は脳梗塞による片麻痺で拘縮が生じて清潔

2023/7/31

直腸がんによるストーマ造設を行った患者さん|早期合併症の予防

直腸がん切除後でストーマ造設した患者さんに対する早期合併症に関する看護計画  直腸がんとは直腸の粘膜細胞から発生するがんで、発生する部位によっては切除後にストーマを造設する場合があります。ストーマとは、消化管や尿路を腹壁に誘導して造設した排泄口で、造設直後は合併症に気を付け

2023/7/30

蜂窩織炎になってしまった患者さんの看護計画|静脈血栓が要因で蜂窩織炎が生じた

長期臥床による静脈血栓で蜂窩織炎が生じている患者さんに関する看護計画  蜂窩織炎とは真皮から皮下組織にかけて生じる炎症で、血栓や静脈のうっ滞などで浮腫が生じ、皮膚が脆弱になっているところに細菌感染を起こした状態です。今回は長期臥床による静脈血栓で蜂窩織炎が生じた患者さんに対

2023/7/29

運動と睡眠の双方が認知機能にとって大切

 運動が加齢に伴う認知機能低下を抑制するように働くと考えられているが、この働きを十分発揮させるには、睡眠時間をしっかり確保する必要があるようだ。約10年間の観察期間中に、身体活動量が多くても睡眠時間が短い人は、認知機能低下が速かったとするデータが報告された。英ユニバーシティ・

2023/7/30

アルツハイマー病の新治療薬、第3相試験で有効性を確認

 新たなアルツハイマー病(AD)治療薬であるドナネマブに、初期段階のADの進行を有意に遅らせる効果のあることが、第3相臨床試験で確認された。この試験の結果は、アルツハイマー病協会国際会議(AAIC 2023、7月16〜20日、オランダ・アムステルダム)で発表されるとともに、「

2023/7/29

パーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画

パーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画  パーキンソン病は神経細胞の障害によって振戦、筋固縮などを中心とした多彩な症状が見られる神経変性疾患です。また、突進歩行や小刻み歩行といった歩行障害も出現するため、今回はパーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画を

2023/7/28

ネフローゼ症候群の患者さんの看護計画

ネフローゼ症候群の治療を受ける患者さんに対する看護計画  ネフローゼ症候群は、糸球体の障害による多量の蛋白尿の排泄と、それに伴う低アルブミン血症を特徴とする症候群です。腎機能の障害や体内のアルブミンが低下することでさまざまな症状が出現するため、今回はネフローゼ症候群の患者さ

2023/7/27

生活習慣と呼吸器疾患による死亡リスクとの関係が明らかに

 特定健診データを利用した解析から、生活習慣と呼吸器疾患による死亡リスクとの関連が明らかになった。喫煙習慣の有無にかかわらず、身体活動の低下は呼吸器疾患関連死の独立したリスク因子である可能性などが示された。山形大学医学部第一内科の井上純人氏らの研究によるもので、詳細は「Sci

2023/7/25

ケトン体とは?検査で何がわかるの?

血糖値が高い場合にチェックすべき、「ケトン体」について解説します。 *2017年1月9日改訂 ケトン体とは? ケトン体で何がわかるの?  インスリンが不十分であると、エネルギー源であるブドウ糖を細胞に取り込むことができなくなります。ブドウ糖は細胞に取り込まれ

2014/9/27

1カ月の生活習慣改善で精液の質が向上する――男性不妊外来患者の観察研究

 タバコやお酒を控えたり、熱がこもりにくいタイプの下着を履く、禁欲期間が長くならないようにするといった生活習慣の見直しによって、精液の質が改善する可能性を示す研究結果が報告された。不妊外来を受診した男性に対してこのような指導を行ったところ、約1カ月後に精子の運動能の有意な向上

2023/7/19