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野菜を先に食べている糖尿病患者は高次生活機能が高い
野菜を先に食べる習慣のある高齢糖尿病患者は、高次生活機能が高いとする研究結果が報告された。一方で最初にタンパク質や炭水化物の食品を食べることは、高次生活機能との関連が有意でないという。伊勢赤十字病院糖尿病・代謝内科の井田諭氏らの研究によるもので、詳細は「BMC Nutrit

突発性難聴の重症度分類、突発性難聴・聴力回復の判定基準
突発性難聴の重症度分類は何を判断するもの? 突発性難聴の重症度分類は、突発性難聴の程度を評価するためのスケールです。 突発性難聴は、何の前触れもなく、ある日突然、聴力が低下する疾患です。発症のピークは男女とも60歳前後で1)、ほとんどが左右どちらか一方の耳(ごくま

自己免疫性肺胞蛋白症治療の新たな選択
ノーベルファーマ株式会社は、「治療の新たな選択肢 自己免疫性肺胞蛋白症の世界初治療薬“サルグマリン”吸入療法 ~専門医と患者さんが語るこれまでの歩みと治療のこれから~」と題して、自己免疫性肺胞蛋白症やサルグマリン吸入療法についてのメディアセミナーを開催しました。その内容をレ

患部への血流遮断で変形性膝関節症の痛みが軽減
変形性膝関節症(OA)の患部への血流を遮断することで膝の痛みが軽減し、膝関節置換術の必要性を遅らせたり回避したりできる可能性のあることが、新たな研究で示唆された。ベルリン大学(ドイツ)シャリテ病院のFlorian Nima Fleckenstein氏らによるこの研究結果は、

医師偏在対策、外科医師確保のため「業務負担への支援など手厚い評価を」
厚生労働省(以下、厚労省)は、11月29日に開催された第8回「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(以下、検討会)で、医師養成過程に関連する部分の方向性や取り組み案を整理した。そのうち、診療科間の医師偏在対策として、外科医師の業務負担減や処遇改善に取り組む方

網膜色素変性症の重症度分類
網膜色素変性症の重症度分類は何を判断するもの? 網膜色素変性症の重症度分類は、矯正視力と視野狭窄の有無から、網膜色素変性症の重症度を評価するためのものです。主に眼科の外来や病棟で用いられます。 網膜色素変性症は、夜盲、視力の低下、視野狭窄、羞明などを引き起こす、進行性

口の中でグミを細かくできないと要介護や死亡のリスクが高い――島根でのコホート研究
口の中の健康状態が良くないこと(口腔の不健康状態)が、要介護や死亡のリスクの高さと関連のあることを示すデータが報告された。また、それらのリスクと最も強い関連があるのは、グミを15秒間咀嚼してどれだけ細かく分割できるかという検査の結果だという。島根大学研究・学術情報本部地域包

Long COVIDの神経症状は高齢者よりも若・中年層に現れやすい
新たな研究によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状(long COVID)のうち、重篤な神経症状は、高齢者よりも若年層や中年層の人に現れやすいことが明らかになった。米ノースウェスタン・メディスン総合COVID-19センターの共同所長を務めるIgor

病床削減を実施する医療機関に支援、賃上げも実現――新たな総合経済対策
政府は11月22日、「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」(新たな総合経済対策)を閣議決定した。医療分野においては、賃上げの実施、医療機関の連携・再編・集約化に向けた取り組みを加速する観点から、病床削減を早急に実施する医療機関に対する支援を実施するとした。そ

ダイナペニック肥満は心血管疾患のリスク因子――久山町24年間の縦断解析
肥満でありながら筋力が低下した状態を指す「ダイナペニック肥満」が、心血管疾患(CVD)発症の独立したリスク因子であることが、久山町研究から明らかになった。九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生学分野の瀬戸山優氏、本田貴紀氏、二宮利治氏らの研究によるもので、「Journal

最新のデータからみるHIV感染症の現状
2024年9月10日にヴィーブヘルスケア株式会社の社長会見が開催されました。その模様をレポートします。 患者さんのニーズに応え続ける ヴィーブヘルスケア株式会社 代表取締役社長 村木 基さん ヴィーブヘルスケア株式会社は、100%、HIV領域に特化したグローバ

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の重症度分類
OHSSの重症度分類は何を判断するもの? 卵巣過剰刺激症候群(Ovarian Hyperstimulation Syndrome:OHSS)の重症度分類は、 OHSSの重症度を評価するためのスケールです。婦人科、生殖医療の現場で活用されます。 主に不妊治療で用いる排卵

臥床期間が長く、腰痛を訴える患者さんに関する看護計画
大腿骨頸部骨折で臥床時間が長く腰痛を訴える患者さんに関する看護計画 大腿骨頸部骨折は、骨折が足の付け根にある骨に生じたもので、手術療法や保存療法が選択されます。今回は保存療法を選択された大腿骨頸部骨折で臥床時間が長くなり腰痛を訴える患者さん対する看護計画を立案しました。

睡眠障害がある患者さんに関する看護計画
睡眠時無呼吸症候群で不眠がある患者さんに関する看護計画 睡眠障害は、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4つに分類でき、日中の覚醒時に身体的・精神的・社会的に支障が生じている状態のことをいいます。さまざまな要因で睡眠障害は生じます。今回は睡眠時無呼吸症候群で夜間に呼吸

レビー小体型認知症の患者さんに関する看護計画|転倒転落のリスクのある患者さん
レビー小体型認知症によるパーキンソン症状で転倒転落リスクのある患者さんに関する看護計画 認知症は記憶や思考などの認知機能の低下に加えて活動性の低下もみられて日常生活に支障をきたす疾患です。そのなかでレビー小体型認知症は若年から老年まで発症する可能性があり、筋固縮や動作緩慢