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記事一覧

15件/3824件

1日30分の座位時間の削減で高齢者の血圧が低下

 高齢者に対し、座って過ごす時間を減らすためのシンプルな介入を6カ月間実施したところ、1日当たりの座位時間を30分以上減らすことに成功し、収縮期血圧も低下したとする研究結果が報告された。米カイザーパーマネンテ・ワシントン・ヘルスリサーチ研究所のDori Rosenberg氏ら

2024/4/12

医療費助成の対象となる指定難病「乳児発症STING関連血管炎」など7疾患追加へ

 厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会は3月28日、医療費が助成される指定難病に、自然免疫の制御異常による過剰な炎症性サイトカインの産生を特徴とする遺伝性自己炎症疾患の「乳児発症STING関連血管炎」など、7疾患を追加する方針をおおむね了承した。

2024/4/11

夜間の屋外照明は脳卒中リスクを高める?

 大都市の明るい光は人々の心をワクワクさせるかもしれないが、脳卒中リスクを高める可能性もあることが、浙江大学(中国)医学部のJian-Bing Wang氏らによる研究で示された。この研究結果は、「Stroke」3月25日号に掲載された。Wang氏らは、夜を明るく照らす屋外の人

2024/4/10

ニコチン依存度のスクリーニングテスト(Tobacco Dependence Screener:TDS)

TDSは何を判断するもの?  ニコチン依存度のスクリーニングテスト(Tobacco Dependence Screener:TDS)とは、ニコチン依存症か否かを評価するためのスケールです。WHOの「国際疾病分類第10版」(ICD-10)やアメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診

2024/4/9

自己血輸血|メリット・デメリット、適応・禁忌、手順など

自己血輸血とは  「自己血輸血とは、周術期に患者自身の血液を確保し、術中・術後の貧血の改善にそれを輸血する方法」1)であり、自己血輸血は院内での実施管理体制が適正に確立している場合は、医学的適応があれば自己血輸血を行うことを考慮します。  自己血輸血の種類は、貯血

2024/4/5

プログラム医療機器の評価療養や選定療養の運用案を承認――中医協

 厚生労働省(以下、厚労省)は3月22日の中央社会保険医療協議会(以下、中医協)総会で、プログラム医療機器の評価療養や選定療養について具体的な運用案を示し、中医協が承認した。高血圧治療補助アプリ等を保険適用後の使用は選定療養とするなど、2024年度診療報酬改定を踏まえた具体的

2024/4/4

Mayoスコア

Mayoスコアは何を判断するもの?  Mayoスコアとは、潰瘍性大腸炎の治療薬で、大腸の炎症を抑える働きをもつメサラジン経口剤の有効性と安全性を評価するために開発された指標です1)。治療効果の判定に加え、大腸の炎症の程度も評価できるため、潰瘍性大腸炎の活動性を示すスケールとして

2024/4/1

狭心症患者さんの食事指導に関する看護計画|脂質異常症の治療が必要となった患者さん

狭心症の治療後に脂質異常症に対して食事指導が必要となった患者さんに関する看護計画  狭心症とは動脈硬化によって冠動脈に狭窄が生じて心筋に虚血が生じる疾患です。動脈硬化の危険因子として脂質異常症が挙げられ、生活習慣に対する介入が必要になる場合があります。今回は狭心症の治療後に

2024/3/31

胃瘻を造設した患者さんの看護計画|脳血管障害の患者さん

脳血管障害による嚥下障害のため胃瘻を造設した患者さんへの看護計画  脳血管障害によってさまざまな症状をきたすことで日常生活に支障が生じていきます。意識障害や麻痺によって自力歩行が困難になったり、嚥下障害によって、自力での飲食が困難になることもあります。今回は脳血管障害によっ

2024/3/30

骨盤骨折をした患者さんに関する看護計画

骨盤骨折の治療でICUに入院している患者さんに関する看護計画  骨盤骨折とは、交通事故や高所からの転落などの大きな外力が骨盤に加わることで生じる骨折です。骨盤の周辺には主要な動脈や静脈があり損傷状態によっては大量出血が生じる可能性があります。今回は骨盤骨折の治療でICUに入

2024/3/30

不整脈(心房粗動)のある患者さんへの看護計画|カテーテルアブレーションを実施する患者さん

心房粗動でカテーテルアブレーションを実施するために入院した患者さんに対する看護計画  心房粗動とは心房で持続する規則的な電気刺激によって生じる不整脈で、そのままの状態が続くと心機能の低下リスクや、血栓が生じる可能性があり脳梗塞の発症リスクが高くなります。そのため薬物療法とし

2024/3/30

1型糖尿病患者の血糖変動の認知機能への影響

 血糖値の変動が1型糖尿病患者の認知機能に影響を与える可能性のあることは古くから知られていたが、新たな研究によって、血糖値の変動パターンや患者の状態によって、認知機能への影響が異なることが明らかになった。血糖値が正常よりもわずかに高い時には、認知機能が高くなる傾向も見つかった

2024/3/30

シャワー浴を実施する患者さんへの看護計画|終末期の患者さん

肺がんの終末期でシャワー浴を実施する患者さんに関する看護計画  肺がんは、肺に発生する悪性腫瘍で肺そのものから発生した原発性と、他の臓器で悪性腫瘍が発生し肺に転移した転移性があり、手術療法、化学療法、放射線療法が単独あるいは組み合わせて選択され、治療が行われます。改善してい

2024/3/29

ピロリ菌の除菌治療の失敗は虫歯と関連

 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の除菌治療に成功するかどうかは、虫歯の有無と有意に関連しているとの研究結果が示された。朝日大学歯学部口腔感染医療学講座社会口腔保健学分野の岩井浩明講師、友藤孝明教授らによる研究であり、詳細は「Scientific Reports」に2月19

2024/3/28

加齢黄斑変性の看護|分類、症状、検査、硝子体内注射(抗VEGF薬治療)・光線力学的療法のケアなど

加齢黄斑変性とは  加齢黄斑変性とは、加齢に伴い、網膜色素上皮の下に老廃物が蓄積し、網膜の中心部である黄斑が障害される疾患です(図1)。一般に男性や喫煙者に多くみられ、日本における視覚障害の原因疾患の第4位となっています1)。  網膜は眼底に広がる薄い膜状組織で、外界から

2024/3/26