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問題飲酒につながる仕事の特性――日本公務員研究
日本では近年、問題飲酒(依存・乱用などの有害な飲酒やアルコールに関連した問題)が増加している。1,500人以上の地方公務員を5年間追跡した結果、男性では職位が低い人やシフト勤務の人、女性では仕事のパフォーマンスの自己評価が低い人ほど、問題飲酒につながりやすいことが明らかとな

古代人にも動脈硬化、ミイラの調査で判明
心臓病といえば現代生活の副産物だと思われがちだ。しかし、4,000年以上に及ぶ7つの異なる文化圏の成人のミイラのCT画像を調査した結果、3分の1以上のミイラに動脈硬化の痕跡が見つかり、心臓病が何世紀にもわたって人類を苦しめてきた疾患であることが明らかになった。米セントルーク

SMART療法を処方される喘息患者は少ない
吸入ステロイド薬(ICS)と長時間作用型β2刺激薬(LABA)の合剤を、喘息の長期管理薬としても発作発現時の治療薬としても用いる治療法をSMART(スマート)療法という。この治療法は、全米喘息教育予防プログラムと喘息グローバルイニシアチブのそれぞれのガイドラインで使用が推奨

肥満度分類
肥満度分類は何を判断するもの? 肥満度分類とは、Body Mass Index(BMI)の数値によって肥満度を分類するスケールです。BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される数値であり、成人の肥満度を評価する国際的な指標になっています。 肥満は、脂肪組織

第19回 医療の質・安全学会学術集会のお知らせ
第19回 医療の質・安全学会学術集会|開催のお知らせ 医療の質・安全学会は、第19回 医療の質・安全学会学術集会(大会長:荒井 有美 北⾥⼤学病院 医療安全推進室 副室⻑/医療安全管理者)を開催いたします。 詳細は第19回 医療の質・安全学会学術集会のページをご覧

女性では短時間睡眠がNAFLD発症と関連
女性では、短時間睡眠が非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease;NAFLD)の危険因子であるとの研究結果が発表された。日本人を対象とする縦断研究として、福島県立医科大学医学部消化器内科学講座の高橋敦史氏らが行った研究であ

病床単位での機能報告や看多機の機能強化など提案――新たな地域医療構想
厚生労働省は5月31日に開催された「新たな地域医療構想等に関する検討会」で、関係団体・有識者へのヒアリングを行った。新たな地域医療構想では、2040年頃を見据え、病院のみならず、かかりつけ医機能、在宅医療、医療・介護連携等を含めた地域の医療提供体制全体を検討する。これを受け

知っていますか? 糖尿病6つ目の合併症「歯周病」とうがいの効果【PR】
糖尿病の血糖コントロールが悪化する要因のひとつに歯周病があります。歯周病の治療や悪化の防止は血糖コントロールの改善につながるため、口腔環境を良好に保つセルフケアの継続が大切です。そこで、薬用マウスウォッシュ(グルコン酸クロルヘキシジン配合洗口液)によるうがいと歯周病菌の減少効果、

多汗症疾患重症度評価度(Hyperhidrosis disease severity scale:HDSS)
多汗症疾患重症度評価度は何を判断するもの? 多汗症疾患重症度評価度(hyperhidrosis disease severity scale:HDSS)とは、原発性局所多汗症の重症度を評価するためのスケールです。HDSS以外にも、重症度を評価するスケールとしては発汗量測

かかりつけ医機能報告、具体案を提示――厚労省
厚生労働省(以下、厚労省)は、5月24日に開催された「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」で、「かかりつけ医機能報告」をはじめ「地域における協議の場」「医療機関の患者への説明」などの具体案を提示した。このうち、かかりつけ医機能報告に関しては複数案を示したが

輸血が時間通りに終わらない!|トラブルシューティング
輸血が時間通りに終わらないときはこう対応する! 輸血を実施する際に推奨されている滴下速度は、成人の場合、輸血開始から15分間は1mL/分、輸血開始15分後からは最速5mL/分とされており、緊急時を除いてそれより早い速度で輸血してはいけません。この速度で輸血すると、Ir-R

Bishopスコア(ビショップスコア)
Bishopスコアは何を判断するもの? Bishopスコアとは、子宮頸管の熟化を評価するためのスケールです。 子宮頸管は子宮の下部に存在する、子宮腔と膣をつなぐ管状の器官です。妊娠中は、胎児を子宮腔内に保持するために子宮頸管は固く閉じられていますが、出産が近づくと、胎

潰瘍性大腸炎で脱水症状や貧血がある患者さんに関する看護計画
潰瘍性大腸炎で脱水症状や貧血がある患者さんに関する看護計画 潰瘍性大腸炎とは、主に大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる原因不明の非特異性炎症疾患です。発症年齢は30歳以下の成人に多く、再燃と寛解を繰り返す疾患であるため長期間の管理が必要となります。今回は潰瘍性大腸炎で脱水症状

脱水により体液量が不足している高齢患者さんに関する看護計画
感染症による食事摂取不良で脱水が生じている高齢患者さんに関する看護計画 高齢者の身体の水分量は体重の50〜55%程度と言われており、高齢者は筋肉量の減少といった加齢に伴う身体的な変化によって身体の水分量は減少していくと言われています。そのため何らかの要因で水分の摂取量が減

易感染状態の患者さんに関する看護計画|糖尿病の既往があり低栄養の患者さん
糖尿病と低栄養状態から易感染状態にある患者さんに関する看護計画 血糖値が高い状態が続くと白血球などの免疫にかかわる細胞の機能が低下するため感染が生じやすくなると考えられます。加えて、高齢者の患者さんは低栄養状態になりやすく感染に対する抵抗力が低くなることからも感染に気を付