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免疫不全患者のCOVID-19長期罹患がウイルス変異の温床に
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に1年半にわたって罹患していた免疫不全の男性患者が、ウイルスの新たな変異の温床となっていたとする研究結果が報告された。さらに悪いことに、確認された変異のいくつかは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に生じていた。これは、ウイル

医師の偏在対策、地域別の診療報酬導入を提言――財務省
財務省は、4月16日に開催された財政制度等審議会財政制度分科会で、医師や診療所の偏在を是正するため、地域別の診療報酬を導入するように提言した。診療所が過剰な地域では診療報酬の単価を引き下げる一方で、診療所が不足している地域では単価を引き上げる、地域別単価の導入を求めるものだ

看護師主導の多職種連携により高齢心不全患者の死亡率が低下
高齢化により心不全の有病率は上昇し、マルチモビディティ(多疾患併存)の状態にある患者が増えている。このような患者を対象に、看護師が主導し多職種介入を行ったところ、死亡率が有意に低下したという結果が示された。これは大阪大学大学院医学系研究科老年看護学教室の竹屋泰氏、齊前裕一郎

メニエール病重症度分類・メニエール病総合的重症度
メニエール病重症度分類・メニエール病総合的重症度は何を判断するもの? メニエール病重症度分類・メニエール病総合的重症度とは、検査結果や自覚症状の程度などをスコア化し、メニエール病の重症度を評価するためのスケールです。1999年に厚生労働省特定疾患前庭機能異常調査研究分科会によ

Shaffer分類
Shaffer分類は何を判断するもの? Shaffer分類とは、緑内障などの診断の際に行われる隅角検査において、隅角(虹彩と角膜が接する部位)の開大度を評価するためのスケールです。 緑内障は、眼圧が上昇することで視神経が圧迫・障害され、視野障害が起こる疾患です。その原

「マイナ保険証」利用促進で医療機関等へ最大20万円の一時金を支給
厚生労働省は、4月10日に開催された社会保障審議会医療保険部会で、5~7月を「マイナ保険証利用促進集中取組月間」とし、医療機関等に2023年10月からのマイナ保険証の利用人数増加量に応じて、診療所・薬局に最大10万円、病院に最大20万円の一時金を支給する旨を報告した。

妊婦の抑うつ、不安、オキシトシンが子どもへの情緒的絆に影響
妊娠中の母親の抑うつや不安、唾液中オキシトシン濃度が、子どもに対する情緒的な絆に影響する可能性を示唆する研究結果が新たに報告された。この研究は大阪大学大学院ウィメンズヘルス科学教室の渡邊浩子氏、金粕仁美氏らによるもので、「Archives of Women's Mental

疼痛でリハビリが進まない患者さんに関する看護計画|膵頭十二指腸切除後の患者さん
膵頭十二指腸切除術後の疼痛でリハビリが進まない患者さんに関する看護計画 膵頭部に生じた悪性腫瘍は切除可能である場合は膵頭部、十二指腸、胆管、胆嚢を含めて切除する膵頭十二指腸切除術が行われます。状況に応じて胃や血管も切除が検討され、複数箇所におよび切除範囲や手術侵襲から患者

労作時に呼吸困難がある患者さんに関する看護計画|肺炎によるCOPDの増悪
肺炎によるCOPD増悪で労作時に呼吸困難がある患者さんに関する看護計画 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は有害物質を長期に吸入することで生じる肺の炎症性疾患で、気道の狭窄、肺胞の破壊、呼吸仕事量の増加などが生じて不可逆的に呼吸機能が低下していきます。今回はCOPDの患者さんが

おむつ使用で皮膚障害(IAD)ができてしまった患者さんに関する看護計画
脳梗塞によるADL要介助からおむつ使用で皮膚障害(IAD)が生じた患者さんに関する看護計画 脳梗塞は何らかの原因で、脳の血管が閉塞し、虚血が起こることでその血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です。ADL要介助な状態になる可能性があり、おむつを使用していくことが考えら

尿路感染症による敗血症で治療中の患者さんに関する看護計画
尿路感染症による敗血症で治療中の患者さんに関する看護計画 尿路感染症とは腎臓から尿道までの尿路のどこかに生じた感染症で、男性の場合は前立腺や精巣などに生じた感染症も含まれます。患者さんの背景によって重症度はさまざまで外来通院で治療可能なレベルから集中治療が必要なレベルまでみ

フットケア指導に関する看護計画|糖尿病の患者さん
糖尿病の教育入院でフットケア指導が行われる患者さんに関する看護計画 糖尿病は1型と2型があり、インスリン依存性とインスリン非依存性に分類されます。血糖値が高い状態が続くことで動脈硬化が起こり血流障害が生じることがあります。その結果、足に異常が生じやすくなるため高血糖を防ぐ

ペット型ロボットが血液内科の無菌室で活躍
造血幹細胞移植を受ける血液がん患者は、治療に伴い、身体的にも心理的にも大きな痛みを経験する。新たな研究により、患者が血液内科の無菌室で治療・療養している間、犬型ロボットの「aibo」と触れ合うことで、心理的ストレスが軽減されることが明らかとなった。東京医科大学血液内科学分野

厚労省、最初の疑義解釈資料を都道府県などに送付――2024年度診療報酬改定
厚労省、最初の疑義解釈資料を都道府県などに送付――2024年度診療報酬改定 厚生労働省(以下、厚労省)は3月28日付で、都道府県などへの事務連絡として、2024年度診療報酬改定(以下、2024年度改定)のQ&Aに当たる疑義解釈資料その1(以下、Q&A)を送付した。Q&

認知症の修正可能な3大リスク因子は糖尿病、大気汚染、飲酒
認知症のリスク因子の中で修正可能なものとしては、糖尿病、大気汚染、飲酒という三つの因子の影響が特に大きいとする研究結果が報告された。英オックスフォード大学のGwenaëlle Douaud氏らの研究によるもので、詳細は「Nature Communications」に3月27