浮腫のメカニズムと看護ケアのポイント
- 公開日: 2014/7/14
IN/OUTバランスが崩れると、さまざまな症候があらわれ、何らかの治療が必要になってきます。
IN/OUTバランスと関係の深い病態である浮腫への理解を深め、的確なケアに結びつけましょう。
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【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア
浮腫とは?浮腫の種類とメカニズム
浮腫とは、細胞と細胞の間の水である組織間液(間質液)が過剰に貯留する状態です。INオーバーによって浮腫が起こる恐れがあります。
浮腫が起きる原因は、主に3つに分けられます。浮腫の種類と病態は下表の通りです。
表 主な浮腫の原因
表 主な浮腫の病態
またこれ以外にも、全身性浮腫・局所性浮腫という見方による分類もあります。例えば、肝硬変は全身性であり、足の静脈炎は局所性になります。ほかに、圧痕を残すかどうかという分類もあり、甲状腺機能低下症の浮腫は圧痕を残さないことが知られています。
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