1. トップ
  2. 看護記事
  3. 看護教育・制度
  4. 看護管理・教育
  5. 看護記録
  6. 浮腫のある患者さんへの看護計画|低栄養で浮腫が生じている患者さん

【連載】症例ごとに看護計画を紹介!

浮腫のある患者さんへの看護計画|低栄養で浮腫が生じている患者さん

  • 公開日: 2023/2/28

低栄養による浮腫が生じている患者さんに対する看護計画

 浮腫と言っても、その原因は多岐に渡り、臨床的に緊急で対応が必要なものから経過を見て良いものまで様々です。今回は低栄養が原因で浮腫が生じている患者さんの看護計画を立案しました。

POINT

観察計画 O-P 浮腫が低栄養によるものなのか、その他の疾患に関連したものなのか、アセスメントできる情報を集める。低栄養によるものだった場合、低栄養の原因が疾患によるものなのか、その他の要因があるのかを確認する。患者さんの食事に対する意識も確認する。栄養状態が確認できる検査値データなど見て状態を把握する。低栄養や浮腫に関する自覚症状があるのかも確認する。

援助計画 T-P 低栄養の改善につながる治療を実施する。栄養を摂れる環境を整える。浮腫へのケアも行う。

教育計画 E-P 低栄養によって浮腫が起こることを説明する。また、浮腫のケアについても伝える。浮腫によってつらい症状があれば、話してもらうよう伝える。

*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。

■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2

看護問題

低栄養による浮腫が生じている

看護目標

栄養状態が良好に維持でき、浮腫の改善に繋がる

観察計画 O-P

食事に対する思い、考え
食事環境
嚥下機能
食事状況(摂取量、内容など)
排泄状況(失禁、下痢の有無、程度など)
日中の活動状況
睡眠状況
原疾患の治療状況
自覚症状の有無、程度
現在のADL
In-Outバランス
皮膚の状況
検査データ(Alb、TP、CRPなど)

援助計画 T-P

状態に合わせた食事形態、食事環境を整える
必要時、口腔ケアを行う
適宜、皮膚の清潔や保湿を整える
ADLに応じた排泄環境を整える
医師の指示に基づく薬剤投与、栄養管理を行う

教育計画 E-P

浮腫の要因について説明する
浮腫と栄養について説明する
皮膚の清潔や保湿の必要性を説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する

看護計画を書くときに参考にしたい記事

第1回 浮腫とアルブミン
【浮腫とは?】浮腫の原因、メカニズム、治療・ケア
-在宅高齢者の低栄養を防ぐ- 継続的な栄養管理を実現するために【PR】
高齢者の低栄養を防ぐ! 病棟から地域まで、患者さんに栄養管理を継続してもらう工夫【PR】
在宅における栄養補助食品の活用 


この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

狭心症患者さんの食事指導に関する看護計画|脂質異常症の治療が必要となった患者さん

狭心症の治療後に脂質異常症に対して食事指導が必要となった患者さんに関する看護計画  狭心症とは動脈硬化によって冠動脈に狭窄が生じて心筋に虚血が生じる疾患です。動脈硬化の危険因子として脂質異常症が挙げられ、生活習慣に対する介入が必要になる場合があります。今回は狭心症の治療後に

2024/3/31

アクセスランキング

1位

心電図でみる心室期外収縮(PVC・VPC)の波形・特徴と

心室期外収縮(PVC・VPC)の心電図の特徴と主な症状・治療などについて解説します。 この記事では、解説の際PVCで統一いたします。 【関連記事】 * 心電図で使う略語・用語...

250751
2位

【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について

血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, ...

249974
3位

人工呼吸器の看護|設定・モード・アラーム対応まとめ

みんなが苦手な人工呼吸器 多くの人が苦手という人工呼吸器。苦手といっても、仕組みがよくわからない人もいれば、換気モードがわからないという人などさまざまではないでしょうか。ここでは、人工呼...

250017
4位

吸引(口腔・鼻腔)の看護|気管吸引の目的、手順・方法、コ

*2022年12月8日改訂 *2022年6月7日改訂 *2020年3月23日改訂 *2017年8月15日改訂 *2016年11月18日改訂 ▼関連記事 気管切開とは? 気管切開...

250001
5位

採血|コツ、手順・方法、採血後の注意点(内出血、しびれ等

採血とは  採血には、シリンジで血液を採取した後に分注する方法と、針を刺した状態で真空採血管を使用する方法の2種類があります。 採血の準備と手順(シリンジ・真空採血管) 採血時に準備...

250858
6位

心電図の基礎知識、基準値(正常値)・異常値、主な異常波形

*2016年9月1日改訂 *2016年12月19日改訂 *2020年4月24日改訂 *2023年7月11日改訂 心電図の基礎知識 心電図とは  心臓には、自ら電気信...

250061
7位

SIRS(全身性炎症反応症候群)とは?基準は?

*この記事は2016年7月4日に更新しました。 SIRS(全身性炎症反応症候群)について解説します。 SIRS(全身性炎症反応症候群)とは? SIRS(全身性炎症反応...

250839
8位

サチュレーション(SpO2)とは? 基準値・意味は?低下

*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値である...

249818
9位

第2回 小児のバイタルサイン測定|意義・目的、測定方法、

バイタルサイン測定の意義  小児は成人と比べて生理機能が未熟で、外界からの刺激を受けやすく、バイタルサインは変動しやすい状態にあります。また、年齢が低いほど自分の症状や苦痛をうまく表現できません。そ...

309636
10位

第2回 全身麻酔の看護|使用する薬剤の種類、方法、副作用

【関連記事】 *硬膜外麻酔(エピ)の穿刺部位と手順【マンガでわかる看護技術】 *術後痛のアセスメントとは|術後急性期の痛みの特徴とケア *第3回 局所浸潤麻酔|使用する薬剤の種類、実施方...

295949