リンパ浮腫の看護|観察項目、ドレナージ、蜂窩織炎などについて
- 公開日: 2014/8/8
手術によるリンパ管の切断やがんの圧迫によって発症するリンパ浮腫について解説します。
▼浮腫についてまとめて読むならコチラ
【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア
▼がん化学療法についてまとめて読むならコチラ
がん化学療法とは?副作用の出現時期や症状別の看護
リンパ浮腫とは?
リンパ浮腫は、
1. 手術によるリンパ管の切断
2. 腫瘍の圧迫
によってリンパ管が閉塞・遮断し、リンパ液の流れが阻害されて起こります。
進行すると難治性となり、皮膚の角化やだるさ、疲労感といった症状を呈するため、日常生活や社会活動が著しく制限されることになります。
早期発見とケアによって、発症や重症化を防止することが重要です。
リンパ浮腫を合併するがん
1. 上肢リンパ浮腫・・・乳がん
2. 下肢リンパ浮腫・・・子宮がん、卵巣がん、膀胱がん、前立腺がん、直腸がん
で発症がみられます。
術前・術後の観察ポイント
この記事を読んでいる人におすすめ
第5回 浮腫・リンパ浮腫患者さんの感染対策と指導のポイント
がん治療に伴い生じる浮腫とリンパ浮腫について、そのメカニズムとともに感染予防に関する基礎知識を紹介します。 ▼浮腫についてまとめて読むならコチラ 【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア ▼がん化学療法についてまとめて読むならコチラ がん化学療法
第15回 リンパ浮腫の予防法と対処法
術後にリンパ浮腫に悩まされる患者さんは少なくありません。がん患者さんの苦痛を軽減するためにも、予防法と対処法を知っておきましょう。 ▼浮腫についてまとめて読むならコチラ 【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア ▼がん化学療法についてまとめて読むならコチラ
浮腫のアセスメント
患者さんの異変を前に、「迷う」「わからない」「判断ができない」……。 ここでは、そんな体験をした読者から寄せられた「アセスメントに迷いやすい症状」を5つピックアップしました。 症状ごとに、どのような患者情報を集めたらいいのか、判断するときのポイント、アセスメント手技な
【浮腫とは?】浮腫の原因、メカニズム、治療・ケア
浮腫とは 水分(細胞外液)が血管やリンパ管外に染み出し、皮下組織(間質)に過剰に貯留することです。全身性と局所性のものがあり、そのうち全身性は心疾患、腎疾患、肝疾患が原因で引き起こされ、薬剤や、サプリメントの服用によって起こる薬剤性浮腫も含まれます。局所性は原因不明
第1回 浮腫とアルブミン
さまざまな病態によって現れ、褥瘡の発生や悪化の原因ともなりうる浮腫。日常の看護でも、最も頻繁に出合う症候のひとつではないでしょうか。 一口に「浮腫」といっても、その原因は多岐にわたり、臨床的にも急を要するものから経過を見てよいものまで、その意義はさまざまです。 仮に「