【糖尿病】の判断基準・症状・合併症
- 公開日: 2014/8/23
糖尿病とは?判断基準
糖尿病とは、「インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群」(日本糖尿病学会)です。
インスリン作用とは、インスリンが身体の組織で代謝調節機能を発揮すること。つまりインスリンが本来の働きをするということで、これが正常に働かない状態が続くのが糖尿病です。
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* 第1回 知っておこう! 糖尿病トピックス
日本糖尿病学会では、糖尿病型を判定する基準を表のとおりに定めており、糖尿病型の再現性を確認し、糖尿病と診断しています。
以下1~4のいずれかが確認された場合は「糖尿病型」と判定
- 1. 早朝空腹時血糖値※1126mg/dl以上
- 2. 75gOGTT※2で2時間値200mg/dl以上
- 3. 随時血糖値200mg/dl以上
- 4. HbA1c※3が6.5%以上
※1…血糖値はとくに記載のない場合は静脈血漿値を示す
※2…75g経口ブドウ糖負荷試験。空腹時に採血し血糖値測定の後、無水ブドウ糖75gを水に溶かしたものを飲用し、30分、1時間、2時間のタイミングで採血、血糖値を測定し、糖代謝異常の判定を行う
※3…グリコヘモグロビン。ヘモグロビンA0の安定型糖化産物で、採血時から1~2カ月間の平均血糖値を反映する
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