1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 循環器科
  5. 循環器の解剖・生理
  6. 心拍出量からわかること

【連載】心不全と呼吸不全のアセスメント

心拍出量からわかること

  • 公開日: 2014/10/21

心拍出量からわかることについて解説します。


▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ
心不全の看護|原因、種類、診断、治療


 心臓は1日10万回も拍動して、全身に血液を循環させています。(ポンプ機能)このポンプ機能が正常に働いているかどうかは、心拍出量から確認することができます。

 心拍出量は以下の式から求めることができます。

 【心拍出量=1回拍出量(ml)×心拍数(回/分)】
※基準値は、1回拍出量(ml)が40~100ml、心拍数が60~90回/分です。(成人の場合)

 この心拍出量が

 1. 低下すると左心不全
 2. 増加すると右心不全

 の要因になります。

心拍出量に影響を与える変化
表 心拍出量に影響を与える変化

(『ナース専科マガジン』2014年11月号から改変利用)

【関連記事】
* 血圧とは?血圧測定に関する注意点
* 心臓の代償機転って何?

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤とは|分類、原因、症状、検査・診断、治療

看護についてはこちら ・胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤の看護 1.大動脈瘤 1.1.大動脈とは  大動脈は、心臓から一生涯で約2億リットルもの血液を受け止め、全身のさまざまな臓器へ運ぶ導管としての役割を果たしています。弾性力(血液を受け取ったと

2019/12/3