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【連載】急変対応マニュアル

急変時の報告を事例でイメトレしてみよう!

  • 公開日: 2014/12/26

急変に備えるためには、イメージトレーニングをすることをおすすめします。今回は、報告の仕方を事例を用いて解説します。


▼急変対応について、まとめて読むならコチラ
急変時の対応


患者さんの状態

 275号室に入室している患者さんの点滴交換のために訪室すると、同室のNさんが胸をさすっています。

 「どうかしましたか?」と声を掛けると、Nさんは「お昼過ぎから胸が痛くて・・・」と答えました。

 Nさんは50歳代の男性で、糖尿病の治療・教育入院中です。看護師の問いかけに話はできるものの、その表情は苦しそう。

 発汗などショック症状はみられず、これまでNさんが胸痛を訴えたことがなかったため、「何かが起こっているのでは?」と思い、リーダーに報告することにしました。

「ISBARC」を使ってリーダーへ報告してみよう!

1.I:患者さんの同定
「275号室のNさんが」

2.S:患者さんの状態
「胸に痛みを訴えています」

3.B:臨床経過
「お昼過ぎから続いているようで、胸をさすっています」

4.A:状況評価の結論
「ちょっと何か変な感じがするので」

5.R:提言または具体的な要望・要請
「一緒に看てもらえますか?」

リーダーと一緒に1次評価を実施

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