COPDの急性増悪後、リハビリに消極的な患者さんの対応、どうする?
- 公開日: 2015/1/11
COPDの既往があり、風邪やインフルエンザなどで急性増悪を起こし、呼吸困難となった患者さんは、風邪やインフルエンザの症状が治まっても、また呼吸困難になることを恐れて、リハビリに消極的になってしまうことがあります。
今回は、そんな患者さんにどう対応したらよいのかを解説します。
患者さんの気持ちに寄り添い信頼関係を築く
急性増悪の際には、「一生懸命呼吸してもどんどん苦しくなる」という恐怖の体験をしています。
患者さんとの信頼関係を築くためにも、「そうですか、どんなふうに苦しかったのですか」「どんなことをしたら苦しくなったのですか」と声をかけ、患者さんの気持ちを聞き出します。
そして、「苦しくない運動から始めますね」「退院するまでにだいぶ楽になりますよ」と言ってあげましょう。
まずは呼吸苦を感じさせないものから始める
実際のリハビリでは、患者さんが自分で呼吸をコントロールして息切れから回復できる自信を取り戻すことが大切です。
そのためには、まず患者さんが安心できる体位で、呼吸苦を感じさせずに行える呼吸法の練習から始めましょう。
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