【連載】何かヘンだ”がわかる! 急変前に気づく五感アセスメント
第10回 急変の予兆を知る 意識・精神活動の変化と「お決まりの抵抗手段」⑥「炎症反応」
- 公開日: 2015/10/18
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。
この連載では、急変前の「何かヘン」と感じる患者への直感的な違和感について解説し、急変を見抜く力を養います。
炎症反応による抵抗
前回は「全体的イメージ」の中核をなす「冬眠」行動について解説しました。血中の酸素不足やサイトカインの増加は患者さんを「冬眠」モードにします。
特にサイトカイン(炎症反応)と「冬眠」行動は深い関係があります。
「炎症」がないと生きていけません
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