1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 循環器科
  5. 心電図
  6. 不整脈・心電図の異常
  7. 第8回<読み方・対応編⑥>心室期外収縮 (PVC)

【連載】この心電図をみたら何をすべき?

第8回<読み方・対応編⑥>心室期外収縮 (PVC)

  • 公開日: 2017/2/15

(1)心電図波形の特徴

まずは期外収縮の意味を思い出してください(第4回参照)。

期外収縮とは、なんらかの理由で心筋の異常興奮が起こり、その結果、本来の収縮周期よりも早く収縮が起こることでしたよね。異常興奮の発生場所が心室の場合を心室期外収縮といいます(図1)。
心室期外収縮説明図
                    図1 心室期外収縮

第4回でお話ししたとおり、心房性の期外収縮はQRS幅が3メモリ未満でしたが、心室期外収縮では、QRS幅が3メモリ以上ある(=幅が広い)のが最大の特徴です(図2)。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

ペースメーカー植え込み術を行った患者さんに関する看護計画

房室ブロックでペースメーカー植え込み術を行った患者さんに関する看護計画  房室ブロックとは、洞房結節で生じた刺激が刺激伝導系を通って心房から心室へと伝わる際に、房室結節で伝導遅延が生じたり、伝導が途切れることで起こる不整脈です。刺激の伝わり方に応じて1度、2度、3度に分けら

2025/3/31