1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 在宅・地域
  5. 在宅看護
  6. CASE11 訪問時の食事を断ったことから認知症が拡大したケース【1】

【連載】訪看ステーション「よつば」の公開カンファレンス

CASE11 訪問時の食事を断ったことから認知症が拡大したケース【1】

  • 公開日: 2017/1/19

困難事例11 認知症による妄想が進行していくCさん

72歳女性のCさん。娘は1人いるが遠方に住んでおり1人暮らしである。
始めは糖尿病の血糖値管理を目的に訪問看護が入っていた。もともと料理人のため、手料理で人をもてなすことが大好きで温厚な方であった。
訪問時も「ちょっと煮物を作ったから食べてみてほしい」と言われ、断ると哀しい顔をされるため、味見程度にいただくこともあった。
しかし、訪問を重ねるうちに、当たり前のように食事が用意されるようになり、さらに持ち帰り用にタッパーに詰めて準備する行動が見られ始めたため、食事の準備をされても困ること、受け取れないことをお話しした。
Cさんは大変哀しまれていたが、さらにその日を境に、Cさんの様子が徐々に変化していった。

カンファレンスの目的

食事を作って用意してくれるCさんへの対応について、訪問看護師としてどのようにすべきだったか。また態度が変わってしまったCさんに対して、今後どのようにすべきか、よつばメンバーでカンファレンスを開くこととなった。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

在宅でのスキンケアQ&A|2024年2月開催セミナーレポート【PR】

在宅療養者によくみられるスキントラブルとケア  在宅で療養している人の70%以上が、なんらかのスキントラブルを抱えているという報告があります1)。内訳をみると真菌感染症、湿疹や皮膚炎、IAD(失禁関連皮膚炎)が多く、そのほかにドライスキン、皮膚の浸軟、スキン-テ

2024/5/28