1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 透析・腎臓内科
  5. 透析
  6. 血液透析時の穿刺・抜針・止血のコツと注意点とは?

【連載】注射・採血・輸液の手技徹底攻略!

血液透析時の穿刺・抜針・止血のコツと注意点とは?

  • 公開日: 2018/6/13

Q.血液透析時の穿刺・抜針・止血のコツ・注意点を教えてください。

A.穿刺のコツは皮膚から血管までを最短にして一気に刺すこと、抜針のコツは素早くまっすぐ抜くこと、止血のコツは血流を止めない強さで行うことです。


穿刺のコツは、適度な血管の怒張・皮膚の伸展・最速・コミュニケーション

 よく「痛くない穿刺法はありますか?」といった質問を受けます。最近では痛みを和らげるテープやクリームタイプの麻酔剤がありますが、痛覚がある限り痛みをゼロにすることは難しいと思います。そこで、私が実践している痛みの少ない穿刺のコツを紹介したいと思います。

 まず1つ目の適度な血管の怒張ですが、これは適切な力で駆血をするということです。駆血とは静脈の血流を遮断し、血管内の圧力を高めることで、血管を怒張させ刺しやすくする目的で行います。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

透析時の輸血の手順と注意点を知りたい!|トラブルシューティング

 血液透析中の輸血療法は、実際にはエビデンスや指針、マニュアルがなく、各施設でいろいろなルールを決めて施行しているのが現状です。しかしながら、透析に伴う血液循環動態の変動などのリスクもある中での輸血療法は、通常の輸血副反応に加えて、体液量の過剰、高カリウム血症にも注意が必要と

2025/6/4