血管が細い患者さんへの穿刺、どうすればうまくできる?
- 公開日: 2018/6/20
Q.血管が細い患者さんの穿刺のコツについて教えてください。
A.コツは、血管を立体的にイメージできるようになることです。
目視だけではなく触れて走行をイメージする
こちらも根拠は特になく、またすべての方に通用する方法ではないと思いますが、あくまでも私の経験上のスキルでお話しします。
まず、穿刺の上手いスタッフとそうでないスタッフとの違いは、血管を立体的にイメージしながら刺しているかどうかです。当たり前ですが、穿刺は目に見えないものに対し、多分ここにこれくらいの深さ・内腔の血管があるであろうと予想して刺しています。そのため目視だけで刺しているスタッフは、上達しません。
目で見てわかる血管でも、必ず指で触り血管の走行をイメージします。その際、血管を上から押すように触る(点で触る)のではなく、血管を立体的に触る(面で触る)と立体的なイメージがつきやすくなります(図)。
また血管の後壁が触れるところまで、しっかり押さえることで後壁までの距離がわかり内腔や深さもイメージできます。このように血管を立体的にイメージできるようトレーニングを行います。
参考になった
-
参考にならなかった
-
カテゴリの新着記事

透析時の輸血の手順と注意点を知りたい!|トラブルシューティング
血液透析中の輸血療法は、実際にはエビデンスや指針、マニュアルがなく、各施設でいろいろなルールを決めて施行しているのが現状です。しかしながら、透析に伴う血液循環動態の変動などのリスクもある中での輸血療法は、通常の輸血副反応に加えて、体液量の過剰、高カリウム血症にも注意が必要と
2025/6/4
-
-
- 透析中で塩分制限のある患者さんに関する看護計画
-
-
-
- 「第46回透析技術認定士認定講習会および認定試験」のお知らせ
-
-
-
- 脱水や自己抜去など高齢患者さんのルート確保が難しい場合はどうする?
-
-
-
- 高齢の拘縮が強い患者さんの血管探しと固定はどうする?
-