1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 点滴・輸液
  5. 点滴のコツ
  6. 血管が細い患者さんへの穿刺、どうすればうまくできる?

【連載】注射・採血・輸液の手技徹底攻略!

血管が細い患者さんへの穿刺、どうすればうまくできる?

  • 公開日: 2018/6/20

Q.血管が細い患者さんの穿刺のコツについて教えてください。

A.コツは、血管を立体的にイメージできるようになることです。


目視だけではなく触れて走行をイメージする

 こちらも根拠は特になく、またすべての方に通用する方法ではないと思いますが、あくまでも私の経験上のスキルでお話しします。
まず、穿刺の上手いスタッフとそうでないスタッフとの違いは、血管を立体的にイメージしながら刺しているかどうかです。当たり前ですが、穿刺は目に見えないものに対し、多分ここにこれくらいの深さ・内腔の血管があるであろうと予想して刺しています。そのため目視だけで刺しているスタッフは、上達しません。

 目で見てわかる血管でも、必ず指で触り血管の走行をイメージします。その際、血管を上から押すように触る(点で触る)のではなく、血管を立体的に触る(面で触る)と立体的なイメージがつきやすくなります(図)。
また血管の後壁が触れるところまで、しっかり押さえることで後壁までの距離がわかり内腔や深さもイメージできます。このように血管を立体的にイメージできるようトレーニングを行います。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

穿刺を嫌がる患者さん、どう対応する?

攻略法1:患者さんには手技の説明をしっかりとする  針を扱う行為は危険を伴うため、治療への理解と協力を求めて安全に行うように心がけます。子どもの発達度や理解度、認知症患者さんの理解度に応じて、わかりやすい言葉で説明することが必要です。このときに「痛くないよ」と不安を軽減させ

2025/8/1