1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. がん
  5. がんの疼痛ケア・コントロール
  6. 看護の力で成し得るー多角的・複合的ながん患者の緩和ケア

【連載】看護の力で全人的痛みを緩和する! ~がん患者の緩和ケア~

看護の力で成し得るー多角的・複合的ながん患者の緩和ケア

  • 公開日: 2018/12/25

 がん患者の痛みや苦しみは、治療による副作用やがんそのものによるものだけでなく、社会的・精神的・スピリチュアルなものなどさまざまです。さらに外来による治療や在宅による看取りが増えている現在、患者の痛みは複合的に絡み合い、個別性に富んでいます。いまやがん患者への緩和ケアは、全人的痛みへのケアといえるでしょう。本特集では、看護だからこそ成すことができる、緩和ケア実践のさまざまな形を紹介します。


 現在、「がん」は日本人の死因の第1位を占めています。2人に1人が「がん」に罹患し、3人に1人が「がん」により、命を落としている現状があります。その「がん」によってもたらされるさまざまな苦痛を和らげるためのケアが「緩和ケア」といわれています。「がん」による苦痛はさまざまで、「身体的苦痛」「精神的苦痛」「社会的苦痛」「スピリチュアルペイン(霊的苦痛)」と、多くはこの4つの枠で語られます。また、これら4つは大きく「トータルペイン」として捉えられています。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

がん患者さんのスピリチュアルペインに関する看護計画

スピリチュアルペインが生じているがん患者さんに関する看護計画  がん患者さんは身体的な苦痛だけでなく、がんと診断される、局所あるいは全身に症状が出現していく、治療への不安や自身の予後などにより、精神的な苦痛、社会的な苦痛、スピリチュアルな苦痛も生じて、患者さんやその家族のQ

2025/1/6