【連載】こんなときどうする? 採血・注射・輸液の困難ケース攻略法
滴下数が変化した! どう対応する?
- 公開日: 2025/8/11
攻略法1:まずはルートの状態をチェック
点滴の落ち方が急に早くなったり、止まったりなど、滴下数の変化が起こることがあります。手の角度や高さ、肘の曲げ伸ばしなど患者さんの体位によっても滴下速度は変わるので、患者さんが気付いた場合は報告してもらうように、あらかじめ説明しておきましょう。しかし、睡眠時などはルートが患者さんの身体の下に入って圧迫や屈曲などで止まることもあるので、看護師は巡視しながら滴下をチェックします。
攻略法2:刺入部の不具合も確認
針とルートの接続部がゆるんでいて、そこから漏れている可能性もあります。また、刺入部の固定テープの中で針が曲がってしまっていると滴下が遅くなることがあり、その場合は、固定し直す、固定の向きを変える、ルートに余裕を持たせて固定するなど固定の仕方を変更してみましょう。固定し直すときは、誤って針が抜けないように注意します。
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