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【連載】脳神経外科看護のQ&A! 皆さんの疑問にお答えします!

脳卒中で片麻痺の患者さん。退院後の服薬自己管理を確立するには?

  • 公開日: 2025/11/27

Q.脳卒中で片麻痺になった患者さんでは、動作に制限が生じて、退院後の服薬管理が困難になることがあるかと思います。退院後の服薬自己管理を確立するために、入院中にどのような支援・介入をするとよいでしょうか。
A.服薬管理のスクリーニングで問題点を抽出し、患者さん自身で管理ができるように、自助具の活用や薬の一包化などの支援・介入を行います。

服薬管理スクリーニングで問題点を抽出

 服薬管理では、患者さんが処方された薬の効果を理解し、正しく服用することが求められます。危険因子のコントロールができていない場合、脳卒中の再発リスクが上がるため、服薬を継続し、再発を予防することが重要です。

 まずは、年齢、視力・聴力、手指の筋力・巧緻性、認知機能といった服薬管理のスクリーニングを行い、問題点を抽出します。スクリーニングの結果、看護師による服薬管理となった場合は、早期から支援・介入を行い、患者さん自身で管理ができるように段階的に移行していきます。

支援・介入のポイント

 今回の質問の患者さんは片麻痺ということですが、片麻痺の場合、主に手指の巧緻性の低下により、薬の袋を開封する、シートから薬を取り出すといった動作が困難になることがあります。こうした場合は自助具の使用を提案し、導入が可能であれば、患者さんや家族に使い方を指導します。

 自助具は市販品以外にも、文具を活用(レターオープナーによる薬袋の開封など)したり、自作したりする方法もあるため、場合によってはこうした情報も伝えられるとよいでしょう。薬剤師と連携し、服薬管理の方法を検討していくことも有用です。

 複数の薬を服用している場合は、時間ごとに薬を一包化すると管理がしやすくなります。また、散剤より錠剤のほうが服薬しやすいなど、剤形によって患者さんの負担が異なる場合があるため、必要時には、医師や薬剤師と連携し、剤形の変更を検討します。

参考文献

●小山晶子,他:地域在住高齢者の服薬管理の工夫と服薬アドヒアランス.日本看護科学会誌 2022;42(1):176–85.

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