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消費税の補てん、2020~2022年度で計算ミス――厚労省が陳謝
厚生労働省(以下、厚労省)は10月8日に開催された中央社会保険医療協議会(以下、中医協)総会および「診療報酬調査専門組織・医療機関等における消費税負担に関する分科会」(以下、分科会)で、控除対象外消費税の診療報酬による補てん状況の調査について、2020~2022年度の補てん
医療用麻薬の量が睡眠の質に関連か、非がん性慢性疼痛患者の新知見
オピオイド鎮痛薬(以下、オピオイド)はその多くが医療用麻薬に指定され、強い鎮痛作用を持つ。今回、がん以外の慢性的な痛みを抱える患者(非がん性慢性疼痛)において、オピオイドの使用量が睡眠の質と関連する可能性が示された。オピオイド未使用と比較して、高用量のオピオイド使用では総睡
がんサバイバーに潜む脳卒中リスク、年齢・高血圧・血液検査値がカギ
がんと診断された人(がんサバイバー)は、そうでない人と比較して脳卒中を発症するリスクが高いことが報告されている。今回、大阪大学の大規模研究で、がんサバイバーにおける脳梗塞の発症率とそのリスク因子が明らかになった。年齢以外に血圧や血液の数値といった身近な健康指標が関わっている
脳血管攣縮(スパズム)の対応ポイントが知りたい!
Q.くも膜下出血の患者さんが、術後に脳血管攣縮(スパズム)を起こしてしまった場合の対応について教えてください。 A.脳血管攣縮の発症は予後に大きく影響するため、直ちに医師に報告し、検査・治療の準備を迅速に進めます。 脳血管攣縮とは 脳血管攣縮は、くも膜下出血
筋肉注射のコツをおさらいしよう!|穿刺部位、手順、注意点
筋肉注射とは 筋肉注射は、薬剤を筋肉内に直接投与する方法です。表皮、真皮、皮下組織を通り、筋組織まで針を穿刺して、薬剤を投与することで比較的速やかに身体に取り込ませることができます。例えば、皮下注射は皮下組織に薬剤を投与するため吸収は比較的緩徐であるのに対して、筋肉注射は
くも膜下出血後の脳血管攣縮予防薬「クラゾセンタンナトリウム(ピヴラッツ®点滴静注液150mg)」。注意すべき副作用と管理のポイントが知りたい!
Q.くも膜下出血後の脳血管攣縮(スパズム)予防として、クラゾセンタンナトリウム(ピヴラッツⓇ点滴静注液150mg)を使用しているのですが、副作用も多く、管理が難しいと感じています。注意すべき副作用と管理のポイントを教えてください。 A.特に注意すべき副作用に体液貯留があり
注射薬が肺高血圧症の病状悪化を抑制
最近承認された注射薬のソタテルセプトによって、肺動脈性肺高血圧症(PAH)と新規に診断された人の健康状態の悪化を抑制できることを示した第3相臨床試験の結果が明らかになった。PAHは心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなる疾患であるが、同試験では、ソタテルセプトによってP
「病床転換助成事業」一般病床も対象追加し補助額2倍超、新規申請期限も延長
厚生労働省(以下、厚労省)は10月2日に開催された第199回「社会保障審議会医療保険部会」で、医療療養病床から介護保険施設などへ転換する際の整備費用を助成する「病床転換助成事業」の新規申請期限を2030年3月末に延長し、対象病床に全ての一般病床を加え、補助額を引き上げる方針
歯みがきで命を守る? 手術2週間前の口腔ケアが肺炎予防に効果
高齢患者や基礎疾患を持つ患者においては、術後肺炎をはじめとする感染症対策が周術期管理上の大きな課題となる。今回、愛媛大学医学部附属病院の大規模後ろ向き解析で、術前2週間以上前からの体系的な口腔ケアが術後肺炎の発症抑制および入院期間短縮に有効であることが示された。研究は愛媛大
2026年度診療報酬改定は物価・賃金上昇への対応、現役世代の負担抑制を基本に
2026年度診療報酬改定(以下、26年度改定)に向けて、社会保障審議会医療保険部会(以下、医療保険部会)は9月26日、厚生労働省(以下、厚労省)が提示した診療報酬改定の基本方針(以下、基本方針)の方向性について了承した。また、「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」(以
<平手先生の>モニター心電図セミナー(中級編)【12月6日(土)】開催のお知らせ
【12月6日(土)】平手先生の「誰にでも使える心電図セミナー」(中級編)開催のお知らせ あの平手先生の心電図講習会が開催されます! 全国で350回以上開催、6万人以上が参加した大人気セミナー、今回は【中級コース】です。 すでにモニター心電図を活用している医療
<平手先生の>モニター心電図講習会(中級コース)【11月8日(土)】開催のお知らせ
【11月8日(土)】平手先生の「誰にでも使える心電図講習会」(中級コース)開催のお知らせ あの平手先生の心電図講習会が開催されます! 全国で350回以上開催、6万人以上が参加した大人気セミナー、今回は【中級コース】です。 すでにモニター心電図を活用している医
知っておきたい! 低血糖の症状とインスリンの作用とは?
今回の問題看護師国家試験第112回-午前-一般78 インスリンを過剰に投与したときに現れる症候で正しいのはどれか。 1.発熱 2.浮腫 3.口渇感 4.顔面紅潮 5.手足のふるえ 回答 5 問題の解説 インスリ
脳腫瘍により頭蓋内圧亢進の症状がみられる患者さんに関する看護計画
脳腫瘍により頭蓋内圧亢進の症状がみられる患者さんに関する看護計画 脳腫瘍とは頭蓋骨の中にできる腫瘍であり、原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍の2つに大別され、脳の各部位からさまざまな種類の腫瘍が発生します。脳腫瘍の増大、周囲の細胞の浮腫性変化などによって頭蓋内圧が亢進して症状が見
ビタミンD欠乏症が10年間で有意に減少、骨折リスク低減に期待
骨や筋肉の健康を守るうえで欠かせない栄養素、ビタミンD。その不足は骨粗鬆症や骨折リスクの増大と関わることが知られている。今回、日本の大規模調査で、一般住民におけるビタミンD欠乏の割合がこの10年で有意に減少したことが明らかになった。血中ビタミンD濃度も上昇しており、将来的に