血液内科
血液内科関連の記事の一覧です。
血液内科は主に「赤血球系疾患」「白血球系疾患(血液腫瘍)」「血小板・凝固因子異常」を扱う診療科で、血液の病気全般の診療を行います。それぞれの血球が増加・減少することでさまざまな疾患を呈し、貧血や血栓症、造血器腫瘍など、内容も多岐にわたります。
全身性の疾患であるため、手術ではなく内科的治療が主体になるという特徴があります。この科では、急性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの治療を行っています。
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「血液内科」の記事一覧
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Sokalスコア
Sokalスコアは何を判断するもの? Sokalスコアは、慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)の予後を予測するためのスケールです。1980年代にSokalによって提案され1)、血液内科や腫瘍内科で広く使用されています。 CMLは
改訂Raiの病期分類
改訂Raiの病期分類は何を判断するもの? 改訂Raiの病期分類とは、慢性リンパ性白血病の病期を分類するためのスケールです。慢性リンパ性白血病の病期分類は、改訂Raiの病期分類のほかにBinetの病期分類があり、主にアメリカでは改訂Raiの病期分類、ヨーロッパではBinetの病
Binetの病期分類
Binetの病期分類は何を判断するもの? Binetの病期分類とは、慢性リンパ性白血病の病期を評価するためのスケールです。慢性リンパ性白血病の病期分類のスケールは、Binetの病期分類のほかにRaiの病期分類があり、一般的にアメリカではRaiの病期分類が使用され、Binetの
発作性夜間ヘモグロビン尿症の重症度分類 (溶血所見に基づいた重症度分類)
発作性夜間ヘモグロビン尿症の重症度分類は何を判断するもの? 発作性夜間ヘモグロビン尿症の重症度分類 (溶血所見に基づいた重症度分類)は、発作性夜間ヘモグロビン尿症の重症度を評価するためのスケールです。 発作性夜間ヘモグロビン尿症は、遺伝子の後天的な変異によって造血幹細
自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の重症度分類
自己免疫性溶血性貧血の重症度分類は何を判断するもの? 自己免疫性溶血性貧血(autoimmune hemolytic anemia:AIHA)の重症度分類は、AIHAの重症度を評価するためのスケールです。 AIHAは、何らかの原因で赤血球膜上の抗原に対する自己抗体が産
再生不良性貧血の重症度基準
再生不良性貧血の重症度基準は何を判断するもの? 再生不良性貧血の重症度基準は、再生不良性貧血の重症度を評価するためのスケールです。 再生不良性貧血は、汎血球減少と骨髄低形成を引き起こす疾患です。成因により、先天性と後天性に大別され、後天性はさらに、原因不明の特発性と薬
Lugano分類(2014)
Lugano分類(2014)は何を判断するもの? Lugano分類(2014)とは、リンパ節を原発とする悪性リンパ腫の病期を分類するスケールです。 悪性リンパ腫は、白血球の一つであるリンパ球ががん化した悪性腫瘍です。ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫(B細胞リンパ腫
新国際病期分類(R-ISS分類)
R-ISS分類は何を判断するもの? 新国際病期分類(R-ISS分類)は、多発性骨髄腫の病期を評価するためのスケールです。 多発性骨髄腫は、血液細胞の一種である形質細胞が悪性化して増殖していく疾患ですが、血液細胞が正常に作られなくなるため汎血球減少症を引き起こし、貧血や
寒冷凝集素症と新薬への期待
2022年8月3日、「国内初・唯一の治療薬「エジャイモⓇ」寒冷刺激で起こる『寒冷凝集素症』のアンメットニーズと展望」と題した、サノフィ主催のメディアラウンドテーブルが開催されました。ここでは、西村純一先生(大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学)の講演「寒冷凝集素症と新薬への
HIV感染症の最新治療と今後の展望 ~持効性注射剤による治療で期待されるHIVとともに生きる人々の治療満足度向上~
ヴィーブヘルスケア株式会社が持効性注射剤のHIV治療薬であるボカブリア(カボテグラビル)の国内での製造承認をリカムビス(リルピビリン)との併用にて取得したことを受けて、セミナーが開催されました。その模様をリポートします。 HIV感染症の最新治療と今後の展望-HIV感染症
血友病について知ろうー最新の治療について解説ー
2月29日は「世界希少・難病疾患の日(RDD:Rare Disease Day)」です。RDDは、希少・難治性疾患の患者さんのQOL向上を目指してスウェーデンで2008年に始まった国際的な啓発イベントです。毎年2月の最終日をRDDとし、日本では、2010年から開催されてい
血友病患者さんが本当に困っていることをどう引き出し、どう支援する?【PR】
血友病という疾患について 血友病は、出血を止める血管・血小板・凝固因子の3要素のうち、血液凝固に必要なタンパク質(凝固因子)をつくる遺伝子の先天的な異常により、出血傾向を示す疾患です。約12種類ある凝固因子の中で第Ⅷあるいは第Ⅸ因子が質的・量的に欠損することで生じ
HIV感染症の治療・ケアにおいて看護師に期待すること
2020年1月31日、ヴィーブヘルスケア株式会社主催のHIVに関するセミナーが開催されました。ナース専科plus編集部ではセミナー後にヒトレトロウイルス学共同研究センター熊本大学キャンパス 臨床レトロウイルス学分野 教授である松下修三先生へのインタビューを実施。HIV感染
【UP DATE】HIV感染症/AIDSの現在について知っておこう!
2020年1月31日、東京會舘レベル21においてヴィーブヘルスケア株式会社メディアセミナー「日本から発信するHIV感染症/AIDS治療の到達点と展望~HIVと共に生きる人々の負担を軽減する、2剤療法製剤の意義を説く~」が開催されました。HIV感染者に対する差別やスティグマ
第47回 造血幹細胞移植後、貧血の自覚がなく転倒してしまった患者さん
臨床で働いているみなさんにとっては、今回の事例は「自覚のない患者さんっているよね」と思うような内容だったのではないでしょうか。 正解があるものではないこのような事例では、他の人たちがどう考えるのかを知ることも自身のケアに役立つのではないでしょうか。 よくある内容につい