「薬理学・薬剤」の記事一覧
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虚血性心疾患治療薬の種類・作用機序と使い分け
慢性冠動脈疾患では、心臓への酸素供給量と酸素消費量のコントロール、急性冠症候群ではこれに加え、心血管イベントの予防と予後改善が重要になります。それぞれに働きかける薬の使い分けの順番や併用・順番への考え方を解説します。 虚血性心疾患に使う薬とは 虚血性
ステロイドの使用をやめるときはどうすればいいの?
解決の糸口はココ ●急激な中止による生理的な影響を理解しよう ●「減薬」の際の注意点を覚えておこう 長期間投与を中止する場合は「減薬」が必要です ステロイドの投与を突然中止すると、副腎不全をきたし、死に至ることがあります。ステロイド療
心不全薬の使い分け
▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、種類、診断、治療 1. 急性心不全薬の使い分け (1)ニトログリセリンとカルペリチドの使い分け 急性心不全ではスワン・ガンツカテーテルを挿入して、フォレスター(For
ステロイド療法中の患者さんが手術適応になった!|ステロイドカバーとは
解決の糸口はココ ●手術が身体に与える侵襲(ストレス)の度合いを踏まえておこう ●ステロイドカバーを行う理由と方法を理解しておこう 手術のストレスに対応するため「ステロイドカバー」を行います 手術は、身体に大きな侵襲を与えます。それによる
心不全薬の種類・作用機序
心不全には急性と慢性があり、治療への考え方が異なるため、薬の使い方も異なります。そこで、それぞれの病態を理解したうえで、作用機序によって治療薬をどのように使い分けていくのかを解説します。 ▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、
2018年の全国の抗菌薬販売量は2013年と比較して約10.7%減少
2016年に薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが策定され、国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンターでは、このアクションプランを推進する取り組みを行っています。その取り組みの1つとして、薬剤耐性に関するさまざまなサーベイランス情報を収集し、取りまと
患者さんに満月様顔貌(ムーンフェイス)が生じた!
【関連記事】 ● ステロイド外用剤の副作用についてうまく説明できない!● 患者さんがステロイド使用に不安を訴えている! 解決の糸口はココ ●満月様顔貌の発現理由・時期を知っておこう ●ステロイドの減量・中止により改善することを覚えておこう ●患者さん
退院後も継続されやすい血糖値測定、指導のポイントって?
Q. 退院する患者さんに対し、血糖値の測定はいつ行うように指導したらよいですか? A. 血糖値の測定をなぜ行うか説明することが重要です。ただ測定するだけではなく、患者さんの療養行動を変えるために行ってもらうという意識で指導します。 測定されなければ意味
ステロイド外用剤の副作用についてうまく説明できない!
解決の糸口はココ ●ステロイド外用剤が適応となる理由を把握しておこう ●部位による吸収率の違いを覚えておこう ステロイド外用剤の背景と適応を説明しましょう ステロイド外用剤は、1950年代から用いられており、炎症性皮膚疾患では、今もなおス
経管栄養の患者さん、血糖管理で気をつけたいポイントはここ!
Q. 経管栄養を行っている患者さんの血糖管理はどのようにすればよいですか? A. 経管栄養のときは、投与速度と使用している糖尿病薬の関係に気を配る必要があります。 基礎疾患に合わせた栄養剤の選択では血糖コントロールに注意 経管栄養は、嚥下機能に
ステロイドの副作用が出た! どうしたらいいのかわからない!
【関連記事】 ● ステロイド外用剤の副作用についてうまく説明できない!● 患者さんがステロイド使用に不安を訴えている! 解決の糸口はココ ●ステロイドの過剰により生じる生理的作用との関連をみていこう ●投与量による副作用のリスクを知っておこう ●
必ずチェックしたい足病変を防ぐための足の観察ポイント
Q. 糖尿病をもつ患者さんの足のケアでは、どのようなことに気をつければよいですか? A. 糖尿病患者さんは足病変を来たしやすいため、看護師がチェックするべきポイントがあります。すべての糖尿病患者さんにフットチェック、フットケアを心がけましょう。 特に病
ステロイドがどうしていろいろな疾患で用いられているのかわからない!
臨床で幅広く使用される「ステロイド」ですが、その働きや副作用などについてきちんと理解できていますか? 「重症時に使用される強い薬剤」といったイメージのもと、医師の指示のまま何となく使用してはいませんか? 今回は、ステロイドについての困りごとを解決しながら、その基本を確認し
間食の「理由」に注目しよう! 責めずに反省を促すコミュニケーション
Q. 糖尿病の患者さんが隠れて間食をしています。どのように対処すればよいですか? A. なぜ間食したくなるのかを考えることが大切です。患者さん自身が気づくような質問やアプローチが必要です。 自覚している場合が多く信頼関係を崩さない配慮が必要 入
急性期の治療中、自己注が可能かを判断する方法って?
Q. 急性期の治療中でも引き続き自己注射が可能かどうかについて、どのように確認・介入したらよいですか? A. できるだけ早く自己注射へ戻すような心がけが大切です。主治医が忘れてしまっているときや無関心な場合には、看護師からの声かけが必要です。 高齢の患