【NPPVのトラブル対応】低酸素血症が起こったら?
- 公開日: 2014/4/24
NPPVでは、低酸素血症はもとより、そのメカニズムや構造上、エアリークやスキントラブル、粘膜の乾燥、腹部膨満など、特有のトラブルが存在します。
ここでは、トラブルの原因と対応のコツ、ケアのポイントを紹介します。
Q7 NPPV中に低酸素血症が起こった!
A7 チューブの状態、マスクのフィッティングを確認しましょう
低酸素血症が起こる原因として、まず考えられるのが、チューブのどこかが折れている、曲がっている、抜ける、酸素アダプタの接続が緩んでいるなどのチューブトラブルです。
次に多いのが、マスクフィッティングに問題がある場合です。フィッティングの不良によってエアリークがあると、低換気となり低酸素血症を起こします。マスクのサイズや位置は適切か、ヘッドストラップは正しく装着されているかなどを確認し、できれば毎日、フィッティングを繰り返します。
経鼻胃管が挿入されている場合は、胃管がマスクを押し上げ、フィットしないことがあります。この場合は、皮膚保護剤などをチューブに巻き、チューブとマスクの隙間を埋めますが、完全に塞ぐのはなかなか難しく、限度があるため、通常はNPPVの不適応とみたほうがよいでしょう。
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