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【連載】疾患別 検査値の看護への活かし方

【急性心筋梗塞】検査値の看護への活かし方

  • 公開日: 2014/6/29

検査値が何を示しているのか、また検査データを踏まえてどのような看護を行えばいいのか、実際のデータをもとに読み解いてみましょう。今回は、「急性心筋梗塞」です。


事例

入院中の患者さん(男性、89歳)、主訴・症状は以下のとおりでした。

胸痛

検査データ[胸痛発作から2時間後]

血液一般検査

  1. RBC(万/μl):517
  2. Hb(g/dl):10.9
  3. Ht(%):36.5
  4. MCV(fl):70.6
  5. MCH(pg):21.1
  6. MCHC(g/dl):29.9
  7. RDW(赤血球容積粒度分布幅、%):20.4
  8. WBC(/μl):15700
  9. Plt(万/μl):230

生化学検査

  1. AST(U/l):34
  2. ALT(U/l):19
  3. LD(U/l):230
  4. CK(U/l):154
  5. T-Bil(mg/dl):0.38
  6. TP(g/dl):7.0
  7. BUN(mg/dl):39
  8. Cr(mg/dl):1.87
  9. UA(mg/dl):7.9
  10. Glu(mg/dl):222
  11. Na(mEq/l):136
  12. K(mEq/l):4.1
  13. Cl(mEq/l):98

免疫血清検査

  1. CRP(mg/dl):0.3

簡易定性検査

  1. トロポニンT:陽性
  2. H-FABP:陽性

検査値の読み方のポイント

胸痛が持続していることを考えると、急性心筋梗塞の疑いが強いと考えられます。これを踏まえて検査値をみていきます。

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