【コミュニケーション障害】アセスメントの4つのポイント
- 公開日: 2014/7/10
治療をスムーズに進めるため、あるいは安全・安楽に支援するために、高齢者特有の症状や機能低下のアセスメント方法を紹介します。今回は「コミュニケーション障害」です。
1 聴力や視力など、感覚機能の低下の度合いを把握する
まずは入院時の情報収集で、患者さん本人や家族から難聴の有無を確認するようにしましょう。補聴器の使用経験や現在の使用状況のほか、いつもテレビの音が大きい、会話のときに左右どちらかの耳を向けるといった情報からも、難聴を疑うことができます。
また、以下のような言動がみられれば、聞こえが悪いおそれがあります。
- ●看護師の説明に対して患者さんの行動が伴っていない
- ●聞き違いをよくする
- ●聞き返しが多い
- ●会話の途中でイライラして会話するのをやめてしまう
- ●問いかけにいつも「はい」と返事をする
伝音性難聴では耳垢や耳だれが原因になっていることがあるので、疑われる場合は、一度患者さんの耳の中を見せてもらうことも必要です。
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