1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 循環器科
  5. 心疾患
  6. 心不全
  7. うっ血性心不全とは? 発症の流れと症状

【連載】心不全と呼吸不全のアセスメント

うっ血性心不全とは? 発症の流れと症状

  • 公開日: 2014/10/23

心不全には4つの分類があります。今回はその中のひとつ、「うっ血性心不全」について解説します。


▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ
心不全の看護|原因、種類、診断、治療


うっ血性心不全

 血行動態異常によるうっ血を原因とする心不全をうっ血性心不全といいます。

 うっ血性心不全には

 1. 左心不全
 2. 右心不全

 があります。

左心不全と右心不全の発症の流れ

 左心不全と右心不全の発症の流れは、下図のようになります。

左心不全と右心不全の発生の流れ
図 左心不全と右心不全の発生の流れ

症状

左心不全

 労作時呼吸困難、血性泡末痰、湿性ラ音などがあり、主に肺水腫からきます。

 また心拍出量低下により、血圧低下、頻脈、チアノーゼなどが出現し、さらに主要臓器への血液供給不足により、全身倦怠感、四肢冷感なども現れます。

右心不全

 頚動脈怒張、下肢浮腫、腹水、肝腫大、腸管浮腫などが現れます。

(『ナース専科マガジン』2014年11月号から改変利用)

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

慢性心不全の増悪で入院した患者さんに関する看護計画

慢性心不全の増悪で入院した患者さんに関する看護計画  心不全とは心臓に器質的、機能的異常が生じて心臓のポンプ機能の代償機転が破綻してさまざまな症状が出現し、運動耐容能が低下する症候群とされています。慢性心不全では、全身倦怠感、呼吸困難感、食欲不振や浮腫などの症状が見られ、日

2025/7/29