1. トップ
  2. 看護記事
  3. 看護教育・制度
  4. 看護管理・教育
  5. 看護記録
  6. アセスメントが浅いとは?

【連載】実習記録のキホンの「キ」

アセスメントが浅いとは?

  • 公開日: 2021/3/31

「アセスメントが浅い」とされた場合の共通点

 アセスメントが浅い、と指摘を受けるとき、考えられるケースはいろいろあります。主に、以下のような「浅さ」が挙げられます。


1.十分な情報がそろっていないため、結果としてのアセスメントに不足がある
2.十分な情報の読み取りができていないため、裏付けが十分ではないアセスメントになっている
3.看護介入が必要な状態を引き起こしている原因を、十分に挙げることができていない


 これらに共通するのは「足りていない」という点です。


 「間違い」なのではなく「足りていない」という、この違いが重要です。


 ゼロからのやり直しではなく、追加することで修正ができる場合が多いという点が、大きな違いです。つまり、書いたアセスメントのすべてが「間違っている」わけではなく、「足りない部分があるので、補足をすればよい」状態だということです。


 足りていない状態ではあるけれど、足りている部分に関しては、できていることが多いです。ダメ出しされた……、私は全然ダメだ……と落ち込みすぎないでくださいね。


 さて、アセスメントが浅い、という指摘を受けたとき、具体的に何を指しているのかによって、対策は異なります。


この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

全人的苦痛があり緩和ケアを導入されているがん患者さんに関する看護計画

全人的苦痛があり緩和ケアを導入されているがん患者さんに関する看護計画  がん患者さんはその治療に伴う身体的苦痛だけでなく、今後の生活や仕事に関する不安、死に対する恐怖など精神的・社会的・スピリチュアルな側面からの苦痛を抱えることがあります。これらの全人的苦痛に対して緩和ケア

2025/11/18