脳梗塞の看護計画|rt-PA静注療法を実施後患者さん
- 公開日: 2022/7/25
脳梗塞に対してrt-PA静注療法を実施後の看護計画
脳血管障害(脳卒中)には、脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血があります。そのうちの脳梗塞は何らかの原因で、脳の血管が狭窄・閉塞し、虚血が起こって、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態になるためrt-PA静注療法(血栓溶解療法)の適応が判断されます。今回はrt-PA静注療法(血栓溶解療法)を実施された脳梗塞患者さんの看護計画を立案しました。
観察計画 O-P rt-PA静注療法実施後は合併症を発症する可能性がある。早期発見のために、定期的にNIHSSを用いて状態を評価する。CTやMRIといった画像から出現する症状について予測しておくことも大切。また血圧や意識レベルの推移などその他の全身状態についても把握しておく。
援助計画 T-P 患者さんの状態把握に務める。合併症や後遺症予防のためにも早期からリハビリに取り組む。また、後遺症がある場合には、残存機能に応じた必要な援助を考える。患者さん家族への対応も必要となる。
教育計画 E-P 必要なことを患者さん、家族に説明する。急変の可能性や今後の生活についてなどを伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
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看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2