がんの化学療法で脱毛が起こった患者さに関する看護計画
- 公開日: 2026/4/17
がんの化学療法で脱毛が起こった患者さに関する看護計画
化学療法で扱われる薬剤の一部は細胞分裂が活発な細胞に作用するため、髪の毛や体毛が脱毛することが知られています。そして、外見の変化による不安や羞恥心、頭皮のバリア機能の低下により皮膚トラブルが生じやすくなるため、身体的や精神的側面の支援が大切です。今回はがんの化学療法で脱毛が起こった患者さんの看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 治療に対する認識や脱毛など治療の副作用に関する理解度を確認する。皮膚の状態についても観察する。外見の変化に関する患者さんの気持ちを傾聴する。日常生活についても確認する。
援助計画 T-P 頭皮に関してもスキンケア(洗浄・保湿)ができるよう支援する。外見の変化について本人の意向に沿って、情報提供等を行う。治療の状況や患者さんの不安などに合わせて療養環境を整える。
教育計画 E-P 副作用に関して出現時期などを説明する。脱毛や副作用についてなど、不安や困ったことがあれば、いつでも話してほしいと伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
化学療法の副作用で脱毛が生じている
看護目標
外見の変化を受け入れながら日常生活を送ることができる
観察計画 O-P
治療に対する認識、理解
脱毛の程度、進行状況
頭皮の状態
外見の変化に対する認識、理解
食事摂取状況
睡眠状況
日中の活動状況
援助計画 T-P
頭皮の清潔保持応ができるように支援する
適宜、外見の変化に対する対処方法(帽子、かつらなど)を提案する
副作用に合わせた療養環境を整える
必要に応じて不安や心配な思いを傾聴する
医師の指示に基づく薬剤を使用する
教育計画 E-P
脱毛に関する思いを我慢せず伝えてもらうように説明する
副作用の出現する時期や内容を説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する
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