「薬理学・薬剤」の記事一覧
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抗血栓薬を使用している患者さんの注意点
10月の脳卒中月間に合わせ、アストラゼネカが「抗血栓薬を服用中の患者さんに知っておいてほしいこと」と題するメディアセミナーを開催しました。本セミナーに登壇された国立病院機構九州医療センター 脳血管・神経内科、臨床研究センター臨床研究推進部長の矢坂正弘先生と、国際医療福祉大学医
COVID-19に対する長時間作用型抗体の併用療法「エバシェルド」の特性と期待される役割
2022年9月26日、東京・日本橋ホールの会場とオンラインによるハイブリッドで、アストラゼネカ株式会社によるメディア勉強会が開催されました。テーマは「COVID-19に対する長時間作用型抗体の併用療法「エバシェルド」の特性と期待される役割」で、アストラゼネカ社のワクチン・免疫
肺がんゲノム医療の新たな展開 ~RET融合遺伝子陽性肺がんに対する新薬の登場~
肺がんゲノム医療の新たな展開~RET融合遺伝子陽性肺がんに対する新薬の登場~ 国立がん研究センター東病院 呼吸器内科 後藤功一先生 肺がんは、日本における部位別がん死亡数の第1位です。患者数が多いことで分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬などの治療が進歩してき
国民皆保険の持続性とバイオシミラー ~バイオシミラーの基礎から普及への課題まで~
11月15日に東京大手町のKDDIホールにて、ファイザー株式会社によるバイオシミラーに関する記者説明会が開催されました。バイオシミラー(以下、BS)とは、バイオ医薬品(先行バイオ医薬品)の後続品で、近年注目され、政府もBSの開発・使用の推進を掲げています。記者説明会では、
抗血栓薬の種類・作用機序と使い分け
心血管イベントの原因となる各種血栓の形成は、血液の凝固系と深いかかわりをもっています。そこで抗血栓薬が凝固系の特定の場所に働きかけ、凝固を抑制していくメカニズムと使い分けを解説します。 1. 血栓症、塞栓症に使う薬とは 血栓症、塞栓症はどちらも血液が
患者さんがステロイド使用に不安を訴えている!
解決の糸口はココ ●ステロイド療法が変化してきていることを知っておこう ●患者さんの不安がどこにあるのかを丁寧に聞いていこう ステロイドの効果と使用法の変化を理解してもらいましょう ステロイドは、もともと体内にあるホルモンをベースにしてい
抗不整脈薬の種類・作用機序と使い分け
不整脈には、頻脈性不整脈と徐脈性不整脈があり、薬物治療の対象となるのは主に前者です。抗不整脈薬は心筋のイオンの流れを標的とすることから、心臓の電気現象に治療薬がどのように働きかけているかを解説します。 【関連記事】 ● 薬物の体内動態を理解しよう● 心不全薬の
高齢者、小児、妊婦のステロイド使用時の注意点がわからない!
解決の糸口はココ ●高齢者、小児、妊婦それぞれの特性を理解しよう ●副作用への対処法を覚えておこう 高齢者は「骨粗鬆症」「感染症」に注意しましょう 75歳以上の後期高齢者になると、加齢によってさまざまな生理機能が低下してきます。肝機能や腎
虚血性心疾患治療薬の種類・作用機序と使い分け
慢性冠動脈疾患では、心臓への酸素供給量と酸素消費量のコントロール、急性冠症候群ではこれに加え、心血管イベントの予防と予後改善が重要になります。それぞれに働きかける薬の使い分けの順番や併用・順番への考え方を解説します。 虚血性心疾患に使う薬とは 虚血性
ステロイドの使用をやめるときはどうすればいいの?
解決の糸口はココ ●急激な中止による生理的な影響を理解しよう ●「減薬」の際の注意点を覚えておこう 長期間投与を中止する場合は「減薬」が必要です ステロイドの投与を突然中止すると、副腎不全をきたし、死に至ることがあります。ステロイド療
心不全薬の使い分け
▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、種類、診断、治療 1. 急性心不全薬の使い分け (1)ニトログリセリンとカルペリチドの使い分け 急性心不全ではスワン・ガンツカテーテルを挿入して、フォレスター(For
ステロイド療法中の患者さんが手術適応になった!|ステロイドカバーとは
解決の糸口はココ ●手術が身体に与える侵襲(ストレス)の度合いを踏まえておこう ●ステロイドカバーを行う理由と方法を理解しておこう 手術のストレスに対応するため「ステロイドカバー」を行います 手術は、身体に大きな侵襲を与えます。それによる
心不全薬の種類・作用機序
心不全には急性と慢性があり、治療への考え方が異なるため、薬の使い方も異なります。そこで、それぞれの病態を理解したうえで、作用機序によって治療薬をどのように使い分けていくのかを解説します。 ▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、
2018年の全国の抗菌薬販売量は2013年と比較して約10.7%減少
2016年に薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが策定され、国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンターでは、このアクションプランを推進する取り組みを行っています。その取り組みの1つとして、薬剤耐性に関するさまざまなサーベイランス情報を収集し、取りまと
患者さんに満月様顔貌(ムーンフェイス)が生じた!
【関連記事】 ● ステロイド外用剤の副作用についてうまく説明できない!● 患者さんがステロイド使用に不安を訴えている! 解決の糸口はココ ●満月様顔貌の発現理由・時期を知っておこう ●ステロイドの減量・中止により改善することを覚えておこう ●患者さん