「急変サイン・徴候」の記事一覧
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発熱している患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Nさん、50歳代、女性 ・身長154cm、体重72kg、BMI 30.4kg/m2 ・既往歴:なし ・内服歴:なし 現病歴 右大腿骨遠位下部粉砕骨折により手術を実施。術後は右大腿から下腿遠位にかけてシーネ固定を必要としたが、本日、手術後1
薬剤投与中にアナフィラキシー症状を起こした患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Mさん、30歳代、男性 ・既往歴:なし ・内服薬:なし 現病歴 バイクを運転中の交通事故。右下腿骨骨折にて入院となり、当日に内固定術の手術を施行。術後、抗菌薬の点滴投与を実施。点滴投与開始15分後に、「全身の皮膚に掻痒感が出現している」と患
失神を起こした患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Lさん、30歳代、女性 ・既往歴:片頭痛のみ。検診で特に異常の指摘なし ・内服歴:片頭痛に対して処方されている漢方薬を内服中 ・アレルギー:なし 現病歴 深夜の救急外来を友人と受診。問診用紙には、腹痛にチェックあり。問診用紙の自由記載欄に
頻脈を認める患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Kさん、70歳代、女性 ・既往歴:なし ・内服歴:なし 現病歴 主訴は動悸。来院の3時間前に自宅で突然の動悸を自覚した。2時間ほど様子を見ていたが、改善しなかったため独歩で病院を受診した。以前にも動悸を自覚することはあったが、自然におさまっ
血圧の異常がみられる患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Jさん、70歳代、女性 ・既往歴:高血圧(普段の血圧は140/85mmHg程度)、糖尿病 ・内服歴:アムロジン(降圧薬)、メトグルコ(血糖降下薬) ・入院前のADL:自立 現病歴 数日前から発熱を認め、本日から体動困難となり病院を受診。腎
痙攣を起こした患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Iさん、60歳代、男性 ・既往歴:脳梗塞で入院歴あり ・内服歴:抗凝固薬 現病歴 下血があっために救急外来を受診し、消化管出血の診断で入院中。パルスオキシメーター装着中で、意識レベルは清明。気道、呼吸、循環動態に特に逸脱はみられず経過してい
下血した患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Hさん、70歳代、男性 ・既往歴:心房細動 ・内服歴:抗凝固薬 現病歴 病棟の患者トイレからコールあり。トイレに行くと、Hさんがうずくまってつらそうな表情をしており、顔色が悪く、呼吸も荒い状態。手を触ると、冷たくジトッとしている。「大便をし
吐血した患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Gさん、70歳代、女性 ・既往歴:未治療の食道静脈瘤、認知症、心房細動、肝硬変 ・内服薬:ワーファリン錠1㎎、ファモチジンD錠10㎎、カロナール®錠200㎎ 3錠 ・生活歴:喫煙なし、1年前まで毎日飲酒 ・ADL:車椅子移動、要介護3
意識障害がみられる患者さんへのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Fさん、70歳代、男性 ・既往歴:高血圧、Ⅱ型糖尿病 ・内服薬:アムロジピンベシル酸塩錠、インスリン注射 現病歴 1週間前より糖尿病性ケトアシドーシスで入院し、点滴・内服治療を実施。症状軽快に伴い退院予定だったが、退院前日の朝に倦怠感および
急変を察知する実践法
緊急性が高く、患者さんの予後を左右するクリティカルケア領域に関する知識や技術について解説します。 急変予測に役立つ「情動」とは? 急変に関する重要な病態にはショックや全身性炎症反応症候群(SIRS)があります。 一般的な急変予測は、ショックやSI
第20回 五感アセスメントの総まとめ
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。 この連載では、急変前の「何かヘン」と
第19回 自覚症状で捉える“何かヘンだ”―急性の「気分不快」
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。 この連載では、急変前の「何かヘン」と
第18回 急変の予兆を知る 「行動」で捉える“何かヘンだ”
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。 この連載では、急変前の「何かヘン」と
第17回 急変の予兆を知る 「顔」で捉える“何かヘンだ” ③「目」と「表情」
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。 この連載では、急変前の「何かヘン」と
第16回 急変の予兆を知る 「顔」で捉える“何かヘンだ” ②「顔」と「顔」の相互反応
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。 この連載では、急変前の「何かヘン」と