イレウス管挿入中の患者さんの看護計画
- 公開日: 2022/7/19
イレウス管挿入中の看護計画
イレウス管は胃管同様に経鼻的に挿入し、その先端はトライツ靱帯を越えて空腸以降に留置するチューブであり、チューブ先端に蒸留水で膨らませられるバルーンが付いています。イレウスや腸閉塞には保存的治療と手術療法があり、イレウス管は保存的治療で用いられます。チューブが挿入されているため看護師は、患者さんの安全・安楽の確保や治療が行われているかを確認する必要があるため看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 異常の早期発見のためにも全身状態の把握と腹部の症状について把握しておく。合併症が出ることもあるため、合併症の徴候がないかも見ておく。排液も性状などを確認するようにする。
援助計画 T-P チューブの留置によって患者さんは苦痛に感じたり不快に感じたりしている。自己抜去を防止するとともに、少しでも安楽になるようケアを考える。
教育計画 E-P 行っている治療について必要なことを説明し、不安に感じることがあれば伝えてもらうようにする。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2