ダンピング症候群に対する看護計画|胃切除術後の患者さん
- 公開日: 2022/9/1
ダンピング症候群のある患者さんの看護計画
胃がんを切除するということは、同時に周囲の胃も切除されることでもあります。そのため、術後は胃の機能低下が起こり、消化物の流れが変わります。胃液の分泌量低下や食べ物が未消化のまま急速に小腸に流れ込むことでダンピング症候群が生じるため看護計画を立案しました。
観察計画 O-P ダンピング症候群は食事中から食後30分くらいまでで起こる早期ダンピング症候群と食後2〜3時間後に起こる後期ダンピング症候群とに分けられ、対処も変わるため、どのタイミングで症状が発現しているのかを確認する。その他、全身状態も確認する。
援助計画 T-P ダンピング症候群を起こさないようにするためには、食事の摂取方法や食事内容を検討することが大切。早期ダンピング症候群の予防と、後期ダンピング症候群が発症した際の対応できるようにしておく。
教育計画 E-P ダンピング症候群について説明し、予防などについて理解してもらう。術後なので、不安なことや疑問があればいつでも質問してよいということを伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
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看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2