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在宅療養者によくみられるスキントラブル|2023年2月開催セミナーレポート【PR】
おさえておきたい! スキンケアの基本 スキンケアの目的は皮膚の生理機能を正常に保つことであり、ケアの原則は皮膚の洗浄・清潔、保湿、保護です(表1)。十分に泡立てた洗浄剤で皮膚を優しく洗い、微温湯で洗い流します。洗浄剤は汚れだけでなく皮脂膜も除去してしまうため、保湿
Beecham分類
Beecham分類は何を判断するもの? Beecham分類とは、子宮内膜症の病変の広がりや状態を内診所見に基づいて分類するスケールです。内診所見のみで簡便にスケーリングを行えることから初診時などに用いられ、腹腔鏡検査が普及する以前に広く使用されていました。 しかし、B
不穏がある開頭術後の患者さん、痛み止めは何がよい?
Q 開頭術後の患者さんが痛みで不穏になりました。鎮痛薬は何を使うとよいでしょうか? A 医師から指示のあるものの中からまずはアセトアミノフェンやNSAIDsの使用を検討しましょう。 創部痛では、脳実質は痛みは感じませんが、脳に達するまでの皮膚・皮下、筋肉
尿酸値の低さとCOVID-19重症化リスク上昇の関連には炎症が関与
尿酸値が低い新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者は重症化リスクが高く、そのメカニズムとして、尿酸値の低さのために炎症反応が亢進していることの関与が想定されるとする研究結果が報告された。大阪公立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学の藏城雅文氏らの研究によるもの
バージャー病の重症度分類
バージャー病の重症度分類は何を判断するもの? バージャー病の重症度分類は、臨床所見からバージャー病の重症度を5つの段階に分類するスケールです。 バージャー病は、四肢の末梢血管に閉塞が起こり、四肢や指趾への血流が低下して、冷感、しびれ、蒼白化、潰瘍、壊死などの虚血症状が
【書籍紹介】ケアプランが変わる! 在宅介護が変わる! 床ずれ予防プログラムー床ずれ危険度チェック表®を活かすー
ケアマネジャーを対象とした褥瘡リスクアセスメントスケールとして「床ずれ危険度チェック表®」が開発されました。このスケールは、日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会、アルケア株式会社の共同研究により在宅での信頼性と妥当性が検証されています。 このスケールは、以下の8つの項目から褥
ベーチェット病の重症度基準
ベーチェット病の重症度基準は何を判断するもの? ベーチェット病の重症度基準は、ベーチェット病の重症度を臨床症状から5つの段階に分類するスケールです。 ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状を主症状とする全身性炎症性疾患で、寛解と再発を繰
新型コロナウイルスに感染した医療従事者の3割は未診断――国立国際医療研究センターでの調査
国立国際医療研究センターの職員を対象とする血清疫学調査の結果、2022年12月時点で4割近くの職員がこれまでに新型コロナウイルスに感染しており、その3割は未診断、すなわち感染に気付いていないことが明らかになった。同センター臨床研究センター疫学・予防研究部の溝上哲也氏らの研究
潰瘍性大腸炎の臨床的重症度による分類
潰瘍性大腸炎の臨床的重症度による分類は何を判断するもの? 潰瘍性大腸炎の臨床的重症度による分類は、潰瘍性大腸炎の重症度を臨床所見から分類するスケールです。 潰瘍性大腸炎は、大腸や小腸の粘膜に炎症や潰瘍を引き起こし、慢性的な経過を辿る疾患で、若年成人に多くみられます。寛
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の看護|目的、適応、観察ポイント、合併症など
PCIとは PCIとは、経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention)のことで、経皮的に橈骨動脈や大腿動脈などを通してカテーテル(治療デバイス)を冠動脈まで持ち込み、何らかの「介入(インターベンション)」を行う、虚血性心
水分摂取に関する看護計画|脱水で救急搬送されてきた患者さん
高齢で水分摂取不足による脱水で救急搬送された患者さんに対する看護計画 身体の水分量は体重の70%程度と言われていますが、高齢者は加齢に伴いその水分量は減少していくため、脱水に陥りやすいとされています。また、高齢者は自覚症状に乏しく、脱水症状が進行して意識障害などが起こって
家族の不安に対する看護計画|脳梗塞により麻痺がある患者さんの家族
脳梗塞の麻痺による退院後の家族の不安に関する看護計画 脳梗塞は何らかの原因で脳の血管が狭窄・閉塞して虚血が起こり、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です。今回は脳梗塞によって麻痺が生じており、退院後の生活に関して家族が不安を抱えていることに対して看護計画を立案し
器械出しの第一歩! 手術器械の種類と使い方|メス、剪刀、鑷子、鉗子、持針器、鉤
手術室特有の器械出し看護 手術室では術前・術中・術後を通して、患者さんの安全を守り円滑に手術を進めるために、外回り看護師と器械出し看護師が手術を担当します。特に器械出し看護師は、清潔ガウンと手袋を装着し、術者のそばで手術器械を渡す特殊な役割を持っています。円滑に手
視覚障害の原因疾患 緑内障の割合が40%超
緑内障増加に視覚障害の認定基準改正の影響 岡山大学学術研究院医歯薬学域(眼科学)の森實祐基教授と的場亮助教、鹿児島大学大学院医歯薬学総合研究科(眼科学)の坂本泰二教授らの研究グループ(厚生労働省、難治性疾患等政策研究事業、網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究班)は、201
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に関する疾患啓発ウェブサイトが開設
希少疾患についての理解が進めることを目指した啓発サイト 好酸球性多発血管性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)は、末梢好酸球が増加し血管炎が生じる疾患で難病に指定されています。先行症状として気管支