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脳神経内科

脳神経内科関連の記事の一覧です。

脳神経内科は、脳・脊髄や末梢神経などにかかわる疾患を診療する科です。「神経内科」という標榜診療科名は、心療内科や精神科と混同してしまう患者さんも多くいたため、平成29年度第4回日本神経学会理事会にて「脳神経内科」に統一されることとなりました。
対象となる症状・疾患は多様であり、診察の結果、骨や関節の病気が原因なら整形外科、精神的なものは精神科、手術などが必要であれば脳神経外科など、症状や疾患に合わせて適切な科に紹介します。認知症やてんかんなど、精神科と脳神経内科どちらでも診る疾患もあり、脳神経症状がみられた場合はまず、どの科の病気であるかを見極めることが大切です。

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脳神経内科 記事カテゴリ

「脳神経内科」の記事一覧

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House-Brackmann法

House-Brackmann法は何を判断するもの?  House-Brackmann法とは、顔面神経麻痺の重症度を評価するためのスケールです。顔面神経麻痺の重症度を評価するスケールは多くありますが、肉眼的評価を行う場合、日本ではHouse-Brackmann法と40点法(柳原

2024/3/5

構音障害のある患者さんへの看護計画|パーキンソン病の患者さん

パーキンソン病で構音障害がある患者さんに関する看護計画  パーキンソン病は黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする神経変性疾患です1)。自律神経の障害やコリン作動性神経なども変性するため振戦、筋強剛、睡眠障害、認知機能低下など多彩な症状が見られます。今回はパーキンソン病によ

2023/10/25

自力で入浴ができない患者さんへの看護計画|パーキンソン病の患者さん

自力で入浴ができないセルフケア不足のパーキンソン病の患者さんに関する看護計画  パーキンソン病は神経細胞の障害によって振戦、筋固縮、小刻み歩行など多彩な症状が見られる神経変性疾患です。今回は自力で入浴ができなくなりセルフケア不足になったパーキンソン病の患者さんに関する看護計

2023/8/26

パーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画

パーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画  パーキンソン病は神経細胞の障害によって振戦、筋固縮などを中心とした多彩な症状が見られる神経変性疾患です。また、突進歩行や小刻み歩行といった歩行障害も出現するため、今回はパーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画を

2023/7/28

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の重症度分類

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の重症度分類は何を判断するもの?  筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)の重症度分類は、ALSの重症度を評価するためのスケールです。  ALSは中年以降に好発し、一次運動ニューロンと二次運動ニ

2023/7/7

コミュニケーション障害がある患者さんへの看護計画|パーキンソン病による構音障害のある患者さん

パーキンソン病による構音障害でコミュニケーション障害がある患者さんに対する看護計画  パーキンソン病は大脳基底核の黒質のドパミン神経細胞が障害されることで発症し、運動緩慢、振戦、筋強剛を中心とした症状が見られる神経変性疾患です。自律神経の障害やコリン作動性神経なども変性する

2023/3/5

神経疾患によるコミュニケーション障害の看護|障害の特徴(構音障害など)、コミュニケーションのポイント

コミュニケーション障害の原因は多岐にわたります。ここでは、神経疾患によるコミュニケーション障害について解説します。 コミュニケーション障害とは  コミュニケーションには、「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと、言語・文字・身振りなどを媒介して

2022/6/9

MGFA分類|重症筋無力症の症状分類

MGFA分類は何を判断するもの?  MGFA(Myasthenia Gravis Foundation of America)分類は、重症筋無力症の症状をクラス分類し、重症度を評価するためのスケールです。患者さんが最も重症だったときの状態をもとに分類・評価するもので、治療の評価

2022/5/19

自律神経障害の看護|原因、症状、アセスメントとケア

自律神経とは  神経系は、中枢神経系と末梢神経系に大別されます(図1)。  中枢神経系は脳と脊髄により営まれ、末梢神経系からの情報を受け取り判断し、全身に適切な指示を送ります。  末梢神経系は、運動や感覚を司る体性神経と自律神経に分類されます。体性神経である脳・脊髄

2022/4/25

腰椎穿刺(ルンバール)の介助|目的、手順、観察項目、合併症とケア

腰椎穿刺とは  脳や脊髄は髄膜によって包まれ、無色透明の脳脊髄液(髄液)に浮いた状態で存在しています。髄液は外部環境の変化や衝撃から脳・脊髄を保護するとともに、脳の形状維持の役割を担っています。脳室やくも膜下腔を循環している髄液の量は成人で約150mLであり、1日に産生

2021/12/13

麻痺(運動麻痺)の看護|種類や評価方法、メカニズムなど

麻痺には、手や足に力が入らない(入りにくくなる)運動麻痺と、感覚が鈍くなる感覚麻痺の大きく2つがあります。ここでは、運動麻痺を中心に解説します。 麻痺とは  神経系あるいは筋肉の障害、疾患により筋肉の随意的な運動機能が低下または消失した状態を麻痺といいます。筋力そのも

2021/12/1

シンシナティ病院前脳卒中スケール(Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS)

CPSSは何を判断するもの?  CPSSは、脳卒中の可能性を判定するためのスケールです。  脳卒中の可能性を判定するためのスケールとしては、CPSSのほかにロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LA

2021/9/29

❝みえない多様性❞に優しい職場づくりプロジェクト―健康経営の新たな視座:片頭痛事例から紐解く―

2020年11月18日、「“みえない多様性”に優しい職場づくりプロジェクト―健康経営の新たな視座:片頭痛事例から紐解く―」をテーマに、日本イーライリリー株式会社によるプレスセミナーが開催されました。セミナープログラムのなかから、富永病院副院長・脳神経内科部長・頭痛センター長の竹島

2021/2/5

ふるえで悩む患者さんと家族に知っていただきたい受診のコツ ~ふるえを引き起こす病気と新たな治療選択肢について~

2020年10月23日に、「ふるえで悩む患者さんと家族に知っていただきたい受診のコツ~ふるえを引き起こす病気と新たな治療選択肢について~」と題したプレスセミナーが行われました。ふるえの症状で受診しても疾患の診断を受けていなかったり、日常生活に支障をきたし悩んでいる患者さんが少なく

2020/11/16

パーキンソン病の治療法 DATとは?―国内初の多職種によるDAT外来を開設し個別化医療の提供を目指すー

パーキンソン病は、日本でアルツハイマー病に次いで2番目に多い神経変性疾患です。現在、パーキンソン病はさまざまな治療を組み合わせて症状をコントロールできるようになってきています。その治療法の1つであるDAT(Device Aided Therapy:デバイス治療)に特化した

2019/10/2