パーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画
- 公開日: 2023/7/28
パーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画
パーキンソン病は神経細胞の障害によって振戦、筋固縮などを中心とした多彩な症状が見られる神経変性疾患です。また、突進歩行や小刻み歩行といった歩行障害も出現するため、今回はパーキンソン病の患者さんの転倒予防に関する看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 歩行障害の程度を確認する。そのほか、患者さんの状態を把握しておく。
援助計画 T-P 転倒予防のための環境整備や歩行障害の程度に合わせたケアを実施する。
教育計画 E-P リハビリの必要性を説明し、つらいことなどがあれば、いつでも話してくれるように伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
パーキンソン病による転倒リスクがある
看護目標
転倒せず生活することができる
観察計画 O-P
疾患に対する理解、認識
リハビリの進捗状況
筋力低下や感覚鈍麻の有無、程度
日中の離床状況、活動状況
歩行状態や立位・座位姿勢の状況
内服状況
食事や飲水摂取状況
排泄状況(排便や排尿の回数、性状など)
睡眠状況
検査データ(TP、Alb、CRPなど)
画像データ(頭部CT、MRIなど)
援助計画 T-P
歩行状態に合わせた援助を行う
転倒予防のための環境を整備する
コミュニケーションが取れるように環境を整える
必要に応じて医師の指示に基づく薬剤を使用する
教育計画 E-P
リハビリの必要性を説明する
つらい気持ちは我慢せず伝えてもらうように説明する
看護記事を書くときに参考にしたい記事
パーキンソン病とは? 症状・診断・治療について
パーキンソン病患者の転倒対策 環境を工夫して安全な暮らし【PR】
事例:パーキンソン病患者の転倒対策における事例検討【PR】