
症例ごとに看護計画を紹介!
記事数:53
立てるのが苦手な人も多い看護計画。この連載では、どのように考えて看護計画を書けばよいのか見本とともに紹介します。
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立てるのが苦手な人も多い看護計画。この連載では、どのように考えて看護計画を書けばよいのか見本とともに紹介します。
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くも膜下出血の患者さんの非効果的健康管理に関する看護計画 くも膜下出血は脳血管障害(脳卒中)の一つであり、主に動脈瘤という血管の瘤が破裂して起こります。そして、急速な身体変化が生じた後の生活習慣の獲得や再発予防の為に退院後の生活において、食事や運動・休息、喫煙、飲酒といっ
イレウス管挿入中の看護計画 イレウス管は胃管同様に経鼻的に挿入し、その先端はトライツ靱帯を越えて空腸以降に留置するチューブであり、チューブ先端に蒸留水で膨らませられるバルーンが付いています。イレウスや腸閉塞には保存的治療と手術療法があり、イレウス管は保存的治療で用いられま
食道がん術後の呼吸器合併症に対する看護計画 食道は咽頭と胃をつなぐ管状の臓器で、食道がんは食道のどの部位でもできる可能性があります。そして、手術は食道がんに対する標準的な治療法であり、がんを含めた食道と胃の一部を切除し、胃や腸を使って再建術とリンパ節郭清を行います。痛みに
尿路感染症リスクに対する看護計画 尿路感染症とは腎臓から尿道までの尿路のどこかに生じる感染症であり、男性の場合は前立腺や精巣などに生じた感染症も含まれる。基礎疾患の有無で単純性もしくは複雑性に分類され、年齢や性別を問わず発症する可能性がある。また、ADL低下による長期臥床
生活環境の変化に関連した不眠に対する看護計画 不眠とは入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4つに分類でき、さまざまな要因により日中の覚醒時に身体的・精神的・社会的に支障が生じている状態であり、単に睡眠時間が短いということではありません。そして、入院することで普段とは異
長期臥床による筋力低下に関する看護計画 筋力低下は1つあるいは複数の筋肉の力が低下することであり、運動ニューロンの障害や筋・骨格系の機能障害などさまざまな要因で生じます。今回は臨床で遭遇しやすい長期間の臥床によって生じる筋力低下に関して看護計画を立案してみました。
術後せん妄予防に関する看護計画 せん妄はイメージされやすい興奮している状態以外にも、傾眠や抑うつ状態を呈する場合やそれらが混在している状態などさまざまであり、それらは「過活動型せん妄」、「低活動型せん妄」、「混合型せん妄」に分けられます。そして、術後は環境の変化だけでなく
気胸に対する胸腔ドレーン挿入中の早期離床に関する看護計画 気胸とは、肺を覆う胸腔の中に空気がたまる状態です。胸腔に空気や液体が貯留することで呼吸困難が生じるため、胸腔ドレーンを挿入して胸腔内の空気や液体を排出させることで肺の拡張を促します。呼吸困難や胸腔ドレーンに伴う疼痛
糖尿病患者の服薬管理に関する看護計画 糖尿病はインスリン分泌不足あるいはインスリン抵抗性による慢性的な血糖値の上昇とそれに伴う異常が生じる疾患です。1型と2型があり、インスリン依存性とインスリン非依存性に分類でき、治療として患者自身でインスリンや血糖降下薬の管理が必要になる
COPDによる呼吸機能低下に伴う活動耐性低下に関する看護計画 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は有害物質を長期に吸入することで生じる肺の炎症性疾患で、気道の狭窄、肺胞の破壊、呼吸筋疲労などが生じて呼吸機能が低下します。日常生活に支障が出ることが考えられるため、それらに対する看
肺がん術後の出血に関する看護計画 肺には肺動脈や肺静脈といった血管があり、肺がんの手術の術式によって血管をどのように切除するかが変わります。そのため、術後の出血に関して留意する必要があり看護計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P どのような手術だったのかを把
肺がん術後の呼吸機能低下に伴う活動耐性低下に対するする看護計画 肺がんの手術は術式によって肺の切除範囲が異なります。その術式に応じて呼吸を行える範囲が減少して呼吸機能が低下するため活動レベルが低下することが考えられることから看護計画を立案してみました。 POINT観察
高齢の転倒転落リスクに関する看護計画 加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくなる可能性が考えられるため看護計画を立案してみました。 POINT観察計画
脱水で入院してきた高齢の患者さん 脱水には高張性、等張性、低張性の3つに分類でき、それぞれ異なる病態を示します。その発生機序を推測しながら情報収集を行い、適切に介入できるように立案しました。 POINT観察計画 O-P 脱水の程度を知るための情報(口渇感やツルゴール
肺がんの告知を受けても感情を表出できない(ようにみえる)患者さん 肺がんの死亡数は年々増加しており、予後良好なものから予後不良なものとさまざまです。そのため、患者さんは治療や予後に不安を抱えていることがあり、その感情をうまく表出できないケースがあるため、今回はそれらを踏ま
*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値である...
皆さんご存知の通り、点滴指示書には様々な書き方があります。 よくあるパターン ●流速が書かれている (例)「○○輸液500ml 60ml/h」 ●1日の総量が書かれている (例)...
心室期外収縮(PVC・VPC)の心電図の特徴と主な症状・治療などについて解説します。 この記事では、解説の際PVCで統一いたします。 【関連記事】 * 心電図で使う略語・...
ここでは一般的な看護記録を解説しています。また、看護診断名にNANDA-I看護診断を使用しています。実際の記録は院内の記録規定に従いましょう。 【関連記事】 *看護計画の「観察項目...
血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, ...
*2020年4月16日改訂 関連記事 * おむつ交換のたびに陰部洗浄は必要? * 膀胱留置カテーテル 陰部洗浄・挿入・固定のコツ * 在宅療養におけるオムツ使用と陰部洗浄について知...
高齢の転倒転落リスクに関する看護計画 加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくな...
*2020年4月30日改訂 心不全とは 生活習慣病やさまざまな基礎疾患、加齢などが原因となり、心機能、特に多いのは左心室のポンプ機能が低下することで起こります。心臓のポンプ機能の代償...
患者さんが問題なく手術を受け、スムーズに回復していくためには、周手術期をトラブルなく過ごせるよう介入しなければなりません。 術前の検査 術前は、手術のための検査と、手術を受ける準備を...
*2019年3月13日改訂 *2020年4月15日改訂 *2022年4月28日改訂 バイタルサインとは バイタルサインとは「生命徴候」のことで、「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」「...