【心不全】低下したのは拡張機能?収縮機能?
- 公開日: 2014/10/19
心不全の原因となる心機能の低下には、拡張機能不全と収縮機能不全があります。 それぞれについてカンタンに解説します。
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心不全の看護|原因、種類、診断、治療
拡張機能不全とは
拡張機能不全は、収縮機能は正常にもかかわらず、拡張機能が低下すること。心室が十分に血液を受け取ることが出来ず、心房がうっ血した状態になります。
心不全の半数が、拡張機能不全といわれており、高血圧、糖尿病、腎不全などが原因となります。
収縮機能不全とは
収縮機能不全は、心筋の収縮力低下により、心室駆出率が減少する病態で、心拍出量も低下している状態です。十分な血液量を拍出できないため、心室がうっ血し、心室肥大がみられることもあります。
発症に年齢差はありませんが、男性に多いとされています。心筋梗塞、高血圧、糖尿病、心房細動などが原因となります。
(『ナース専科マガジン』2014年11月号から改変利用)
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